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芸術 |
【1】 | 抽象芸術 | |
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マルセル・ブリヨン(著) 瀧口修造,大岡信,東野芳明(訳)1999 A5判 400頁 図版:カラー17枚白黒32頁 本体6,500円+税 |
芸術において「抽象」とはなにか、という問いに対して本格的に答えようとする画期的著作。抽象芸術の本質と性格をギリシアから現代にいたる歴史的文脈のなかで追求し、現代作家にも力点をおいた野心作であり、20世紀の芸術思潮を知るためには不可欠な基本文献である。
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【2】 | 異説・近代藝術論〈新装版〉 | |
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サルヴァドール・ダリ(著) 瀧口修造(訳)2006 A5変型判 138頁 本体2,200円+税 |
この異様な近代芸術批判は、滔々とながれるモダン・アートのあらゆる抽象的傾向と、かつて有力な拠点であったシュールレアリスムとに対して、ダリ独自の逆説的立場を主張したものである。展開する論理がいちいちダリ的な身振りに満ち満ちた奇文であり、かれの主張する古典主義は怖るべき逆説を孕んだものだということがわかる。――訳者・瀧口修造
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【3】 | 色彩の美学 | |
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塚田敢(著)1978 46判 208頁 本体1,500円+税 |
西洋と日本における色彩の変遷、系統的な表色法、色彩と人間の心理、美しい配色を生み出すための色彩の調和論など、色彩の基礎理論を一般向きに解説した色彩学入門。色彩の応用が日々その重要性を増している今日、本書は美術やデザインを専攻する人はもとより、色彩に関心をもつすべての人々にとって必読の書となろう。
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【4】 | パリの女 | |
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アンドレ・モーロア(著)ニコ・ジェス(写真) 朝吹登水子(訳)1959 A5判 160頁 本体2,800円+税 |
「〈パリの女〉であって〈パリジェンヌ〉ではないのだ」。女学生、市場のご婦人たち、お針子さん、バレリーナ、女優…。シャンソンに、映画に、ファッションに、そして小説に、個性の花を咲かせるパリの女たち。女を愛し、その才能を力いっぱい発揮させる女の都パリ。モーロアの麗筆とニコ・ジェスのカメラが1950年代に生きたパリの女たちの哀歓を豊かにうたいあげる。
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【5】 | 絵筆のいらない絵画教室 | |
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布施英利(著)2000 46判 192頁 本体1,600円+税 |
子どもたちの絵が著者の2日間の授業でがらっと変わり、格段にうまくなった!!
NHKテレビ「課外授業・ようこそ先輩」で放送、かの天才ダ・ヴィンチを敬愛する著者が創始した絵の上達法を「お話篇」と「実践篇」に分けて解説。子どもを持つ親や教師には必読。
大人でも子どもでも、実践すれば誰でも、「気分はピカソ」。
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【6】 | 自然の中の絵画教室 | |
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布施英利(著)2002 46判 298頁 本体1,800円+税 |
美は自然に学べ! 外に出て「自然に触れ合う」ことで、美的感性は磨かれ、素晴らしい絵が描けるようになる。本書は、そのための初めてのユニークで楽しいガイドブック。
野山や森、川や海での〈野外実習〉を絵のテーマである光・空間・動き・形と色・生命という5つのレッスンに分けて解説。ダ・ヴィンチ博士流「絵画教室」の完成版!
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【7】 | コンピュータ画家アーロンの誕生―芸術創造のプログラミング | |
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パメラ・マコーダック(著) 下野隆生(訳)1998 A5判 320頁 本体3,800円+税 |
絵の具を混ぜ、時には薄めながら自律的に絵を描き、二度と同じ絵を描かないコンピュータ、アーロンの誕生は芸術と哲学の世界に大きな波紋を投げかけた。芸術の創造性はどこへいくのか。美を理解しているといえるのか。それをつくったのは著名な画家ハロルド・コーエン。本書は、画家と彼が開発したアーロンが「成長」していく様を感動的に描いた二人三脚の物語。
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【8】 | アウトサイダー・アートの世界―東と西のアール・ブリュット | |
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はたよしこ(編著)2008 B5判 176頁 本体2,400円+税 |
世界最大規模のアウトサイダー・アート美術館である「アール・ブリュット(生の芸術)・コレクション」(スイス・ローザンヌ)所蔵の作品と、日本の作品を併せて紹介し、作家への取材リポートや歴史的/精神医学的論考も交えつつ、正規の美術教育を受けていない人や知的障害者の創造性の源泉に迫る一冊。「アール・ブリュット 交差する魂」展の図録も兼ねる。
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【9】 | 眼の冒険―デザインの道具箱 | |
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松田行正(著)2005 A5変型判 328頁 本体2,800円+税 |
デザイナーは「デザインの種」をどのように切り出してくるのか。点・線・面・立体……そのどれひとつをとっても、デザインによって形と意味が多様に変化する。第一線で活躍するデザイナーが、実際の作品や絵画・写真などを使って、その手法を一挙公開。この一冊で、あなたの「ものの見方」が変わる、目からウロコのデザイン・エッセイ。図版約400点の美装本。
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【10】 | はじまりの物語―デザインの視線 | |
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松田行正(著)2007 A5変型判 360頁 本体2,800円+税 |
デザイナーは世界といかに切り結ぶのか。いかにデザインを形にしていくのか。その見方・考え方の「はじまり」を、豊富な図版・絵・写真を駆使して描き出す。
螺旋・円・グリッド・ストライプといった具象的な形から速度、遠近法、対の概念、抽象表現、デフォルメといった見方の革命まで、デザインの万華鏡を取り出す試み。
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【11】 | 反逆とクリエイション―蜷川幸雄トークセッション | |
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蜷川幸雄他(著)2002 46判 304頁 本体2,000円+税 |
日本を代表する演出家が、安藤忠雄、横尾忠則、押井守、山本耀司、村上龍等、世界で活躍する19人の偉才たちを相手に、ジャンルを超えて語り合った、ラディカルなトークセッション。21世紀に通用する価値観、ビジネスの仕方、世界での闘い方について、最前線で活躍する人間は何を考えているのか? 日本のみならず世界を挑発し続けるクリエイター達の秘密に迫る。
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【12】 | 傷ついた性―デヴィッド・ルヴォー 演出の技法 | |
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長谷部浩(著)1997 46判 256頁 本体2,000円+税 |
90年代に彗星の如く現れ、東京を席捲した演劇ユニット、T.P.T.。その芸術監督、デヴィッド・ルヴォーは、イプセンやチェーホフなどの古典に光をあてた精緻な舞台で高い評価を得てきた。本書ではルヴォーの演出作品を順次とりあげつつ、舞台に登場したヒロインたちのセクシュアリティのありかたを問いなおす。気鋭の演劇評論家による、画期的な演出家論。
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【13】 | 映画の文法―実作品にみる撮影と編集の技法 | |
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ダニエル・アリホン(著) 岩本憲児,出口丈人(訳)1980 A5判 800頁 本体6,500円+税 |
本書は、フィルム制作でよく使われている公式をまとめた最初の本である。映画の脚本、撮影、カットなどをどのように展開してよいのかわからない場合の解決法が、実務中心的な立場から示されている。著名なシーンを豊富な図解(約1500点)で分析している本書は、プロであれ、アマであれ映画製作に携わるすべての人に、すぐ役立つ有益な資料になるであろう。
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【14】 | イエジー・スコリモフスキ 紀伊國屋映画叢書 1 | |
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遠山純生(編)2010 A5判 256頁 本体2,200円+税 |
ポーランド映画界で衝撃的なデビューを飾り「第三の新人」と呼ばれたスコリモフスキは、その後共産主義下の祖国を離れ、世界各地を流浪しながら映画を撮り続けてきた。オリジナル取材に基づく各時期の詳細な作品解説、本人の談話、撮影現場のルポ等、様々な角度からその世界を探究する。作家の全貌をコンパクトに見渡せる、待望のスコリモフスキ研究書。
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【15】 | ビクトル・エリセ 紀伊國屋映画叢書 2 | |
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遠山純生(編)2010 A5判 208頁 本体2,200円+税 |
長編作品は三本のみという寡作ながら、繊細で緻密な映画製作によって、全ての作品が世界中の映画ファンに愛されている、スペインの映画監督ビクトル・エリセ。オリジナル取材にもとづく全作品解説、本人の談話、作品背景を理解するための論考、詳細な文献リスト等により、その世界を多角的に検証する、エリセ研究の決定版。
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【16】 | ヌーヴェル・ヴァーグの時代 紀伊國屋映画叢書 3 | |
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遠山純生(編)2010 A5判 256頁 本体2,200円+税 |
新しい映画世界を切りひらいた「ヌーヴェル・ヴァーグ(新しい波)」の全貌を、豊富な資料をもとに解読する。約50本の作品解説や、当時の批評、座談会などに加え、年表、代表的文献リスト、人物名鑑などの資料を付す。また、同時期の諸外国における「新しい映画」の動きを総括する長編論考も収録した、映画ファン必携の一冊。
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【17】 | 山田洋次の原風景―時代とともに | |
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山田洋次(著)2006 A4変型判 160頁 本体2,200円+税 |
「寅さん」シリーズ、「幸せの黄色いハンカチ」「故郷」「家族」「たそがれ清兵衛」「武士の一分」など、日本人に広く愛された映画をつくってきた山田洋次監督。
山田監督の全作品(78作)すべてをカラーで解説し、名優語録や逸話、名脇役で、山田映画の核心と魅力に多面的に迫る。山田監督自らが肉声で自作について語るDVD付。
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【18】 | 芸術における数学 | |
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マイケル・ホルト(著) 西田稔(訳)2000 A5判 134頁 本体1,800円+税 |
芸術と数学とは、いかなる共通点を有するか。パルテノンの対称性からリヒテンシュタインの幻想的「ピラミッド」の単純性まで、主に視覚芸術を対象に、芸術創造における〈シンメトリー〉〈プロポーション〉〈ハーモニー〉などの数学的概念の役割を探りつつ、人間の創造行為の不思議な符合を鮮やかにとらえる。知的スリルに富む、エキサイティングな小篇。
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【19】 | バルトークの音楽と生涯 | |
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ハルセー・スティーヴンス(著) 志田勝次郎,宇山直亮,飯田正紀(訳)2009 A5判 444頁 本体4,600円+税 |
管弦楽のための協奏曲、弦楽器・打楽器とチェレスタのための音楽…。20世紀最大の音楽家として、また、民俗音楽学の祖として、世界的な評価を受けるバルトークの生涯と芸術を、多くの文献と未刊資料を駆使して解明した、バルトーク研究の決定版。
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【20】 | 直熱管アンプの世界―失われた音を求めて | |
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佐久間駿(著)1999 A5判 248頁 本体2,400円+税 |
直熱管アンプを使ったオーディオ再生装置をみずから設計・製作し、ジャズ、クラシックから演歌まで「本物の音」を追求している著者が、その想いを熱く語る。測定器のデータより自分の感性を信じ「音を聞くのではなく、音楽を聴くためのアンプ」を使ったコンサートは国内はもとより海外でも高い評価を受けている。寺島靖国氏等との対談、掲載アンプ回路図も収録。
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【21】 | 芸術と疎外―リアリズムの論理 | |
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杉山康彦(著)1994 46判 192頁 本体1,748円+税 |
芸術は人間にとって何故によろこびであるか。この問いにマルクス主義的反映論でもって答えることはできない。芸術は、食い、作り、産み、奪うといった人間の実践とのかかわりにおいてはじめて、その正体を露わにする。この意味から著者は、まず人間とは何かということ自体を疎外論の視点から問い直し、それとのかかわりにおいて芸術の本質にせまろうとする。
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【22】 | Half a Century of Japanese Theater II 1990s Part2 現代日本の劇作・英語版 第2巻 | |
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日本劇作家協会(編)2000 B5変型判 422頁 本体4,000円+税 |
日本劇作家協会の企画・編集による、現代日本を代表する劇作家約60人の作品を90年代から50年代まで遡って英訳するシリーズの第2巻。序文:別役実、解説:七字英輔。収録作品:岩松了『隣りの男』、成井豊『ハックルベリーにさよならを』、柳美里『魚の祭』、宮沢章夫『ヒネミ』、ダムタイプ『S/N』、飯島早苗/鈴木裕美『法王庁の避妊法』、松田正隆『月の岬』。
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【23】 | Half a Century of Japanese Theater III 1980s Part1 現代日本の劇作・英語版 第3巻 | |
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日本劇作家協会(編)2000 B5変型判 318頁 本体4,000円+税 |
日本劇作家協会の企画・編集による、現代日本を代表する劇作家約60人の作品を90年代から50年代まで遡って英訳するシリーズの第3巻。序文:別役実、解説:内田洋一。収録作品:渡辺えり子『ゲゲゲのげ』、市堂令『青い実をたべた』、大橋泰彦『ゴジラ』、横内謙介『愚者には見えないラ・マンチャの王様の裸』、鴻上尚史『ララバイ または百年の子守唄』。
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【24】 | Half a Century of Japanese Theater IV 1980s Part2 現代日本の劇作・英語版 第4巻 | |
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日本劇作家協会(編)2002 B5変型判 282頁 本体4,000円+税 |
日本劇作家協会の企画・編集による、現代日本を代表する劇作家約60人の作品を90年代から50年代まで遡って英訳するシリーズの第4巻。上演当時の貴重な公演写真も多数掲載している。序文:別役実、解説:西堂行人。収録作品:北村想『寿歌』、川村毅『ニッポン・ウォーズ』、鄭義信『人魚伝説』、岸田理生『糸地獄』、野田秀樹『赤鬼』。
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【25】 | Half a Century of Japanese Theater V 1970s 現代日本の劇作・英語版 第5巻 | |
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日本劇作家協会(編)2003 B5変型判 382頁 本体4,000円+税 |
日本劇作家協会の企画・編集による、現代日本を代表する劇作家約60人の作品を90年代から50年代まで遡って英訳するシリーズの第5巻。序文:永井愛、解説:衛 紀生。収録作品:藤田傳『黒念仏殺人事件』、つかこうへい『熱海殺人事件』、小松幹生『雨のワンマンカー』、山崎哲『漂流家族』、岡部耕大『亜也子』、竹内銃一郎『月ノ光』。
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【26】 | Half a Century of Japanese Theater VI 1960s Part1 現代日本の劇作・英語版 第6巻 | |
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日本劇作家協会(編)2000 B5変型判 428頁 本体4,000円+税 |
日本劇作家協会の企画・編集による、現代日本を代表する劇作家約60人の作品を90年代から50年代まで遡って英訳するシリーズの第6巻。収録作品:別役実『病気』、井上ひさし『藪原検校』、唐十郎『少女都市からの呼び声』、佐藤信『阿部定の犬』、太田省吾『小町風伝』、斎藤憐『朝焼けのマンハッタン』、寺山修司『毛皮のマリー』。
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【27】 | Half a Century of Japanese Theater VII 1960s Part2 現代日本の劇作・英語版 第7巻 | |
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日本劇作家協会(編)2005 B5変型判 448頁 本体4,000円+税 |
日本劇作家協会の企画・編集による、現代日本を代表する劇作家約60人の作品を90年代から50年代まで遡って英訳するシリーズの第7巻。収録作品:宮本研『明治の柩』、福田善之『オッペケペ』、秋浜悟史『冬眠まんざい』、秋元松代『かさぶた式部考』、清水邦夫『真情あふるる軽薄さ』、山崎正和『獅子を飼う』。解説:石澤秀二。
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【28】 | Half a Century of Japanese Theater VIII 1950s 現代日本の劇作・英語版 第8巻 | |
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日本劇作家協会(編)2006 B5変型判 336頁 本体4,000円+税 |
日本劇作家協会の企画・編集による、現代日本を代表する劇作家約60人の作品を90年代から50年代まで遡って英訳するシリーズの第8巻。解説:今村忠純。収録作品:矢代静一『宮城野』、八木柊一郎『この小兒』、福田恆存『堅塁奪取』、木下順二『沖縄』、田中千禾夫『雲の涯』、飯沢匡『崑崙山の人々』、加藤道夫『思ひ出を賣る男』、三好十郎『胎内』。
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【29】 | Half a Century of Japanese Theater IX 1990s Part3 現代日本の劇作・英語版 第9巻 | |
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日本劇作家協会(編)2007 B5変型判 464頁 本体4,000円+税 |
日本劇作家協会の企画・編集による、現代日本を代表する劇作家約60人の作品を90年代から50年代まで遡って英訳するシリーズの第9巻。解説:内野儀。収録作品:松尾スズキ『ヘブンズサイン』、ケラリーノ・サンドロヴィッチ『消失』、深津篤史『うちやまつり』、長谷川孝治『アザミ』、高泉淳子/伊沢磨紀『モンタージュ』、土田英生『初恋』。
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【30】 | Half a Century of Japanese Theater X 1990s Part4 現代日本の劇作・英語版 第10巻 | |
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日本劇作家協会(編)2008 B5変型判 320頁 本体4,000円+税 |
日本劇作家協会の企画・編集による、現代日本を代表する劇作家約60人の作品を90年代から50年代まで遡って英訳するシリーズの最終巻。解説:山口宏子。収録作品:堤春恵『最終目的地は日本』、佃典彦『ぬけがら』、長塚圭史『はたらくおとこ』、岩崎正裕『ここからは遠い国』、畑澤聖悟『背中から四十分』。
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