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基本説明
造本 中綴じ
ページ数 68ページ
お金がない状況で貯金額をさらけ出してみたら共感されて友達が増え、とりえあず食うに困ることはなくなった。小説を書けずにいたときにたまたま見つけたおかしなことを書いてみたら出版社を営むことになった。軽率にドラムを習い始めたら今まで見えなかった世界が見えるようになった。――よりよく生きるために、ひとは意識的に何かしらの戦略を立てて生きている⋯⋯わけでは必ずしもなさそうだ。投げ出された世界に順応しようとしたり、自らのままならなさを諦めようとしたりして、ひとは事後的かつ消極的に戦略のようなものを定めて生きている。どれもこれも、実存が先にあり、生の目的や本質はあとからやってくる。だからといって、戦略など最初からなかったじゃないかと断罪するのは野暮でしかない。本なんてものはおおよそ、題目を提示されて結論など決まっていないことばかりなのだ。
目次
・はじめに(西平礼子)
・黒を着る(金子晴子)
・可笑しなことを見つけて生きていく(友田とん)
・愛を注ぐ(玉田正)
・ペンを執る。飯を炊く。(柏井優佳)
・ディディと歩きながら(関根愛)
・本が生き残るしくみ(河波雄大)
・ドラムとラテン語(そいそい)
・痛いのシミュレーション(あおきまみ)
・アドリブ主義で生きてみる(石垣慧)



