内容説明
時代を超えて読み継がれる“幸せに生きるための知恵”
「幸福論」と名のつく本は、世の中に多く存在しています。なかでも世界中で翻訳され古典的に読み継がれているのが、ヒルティ、ラッセル、そしてアランによるもので、これらはよく、世界の三大幸福論と言われています。
とりわけアランによる『幸福論』は、「哲学を文学に、文学を哲学に」変えようとする独特の文体によって日本でも昔からファンが多く、学生からビジネスマン、経営者まで幅広く親しまれてきました。
本書は、93編のプロポからなる原典(英語版)から、とくに印象的で、わたしたちの心に響く200の名言を訳出し、7章に分けて再構成したものです。
ここに収められた、短くも含蓄の深い考察、そしてその軽妙な語り口は、現代においてもけっして古びていません。むしろ、あふれる情報ときびしい競争社会に生きるわたしたちにとってこそ有用となるであろう「人生の知恵」に満ちた内容となっています。
本書があなたの人生の幸福のヒントとなれば、これほどうれしいことはありません。
(「はじめに」より)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Koichiro Minematsu
50
アランの幸福論のエッセンシャル版で、ポイントをいつでも気軽に読める。まさにアランがいう「幸福」は行動することにあり、自分がその意志を持ち続けることにある。2022/10/05
黒頭巾ちゃん
28
個人的に気に入ったのは「あくびは気を配ったりするのは面倒という合図」「お金は自分い敬意を払ってくれた人の下へ行く」「本物の上達は楽しむ事」「待つのではなく求めて行動する」「賭け事は意志決定力を磨くもの!優柔不断は最悪である」。自分が幸せであることが一番の親孝行ですね。それが、大好きなことで自主性をもってできる仕事でお金を稼ぐことができればこの上ありません。きっとそんな仕事があるはずなのですが、物質社会の怖いところでまず「お金が稼げるかどうか」に主眼がいってしまいます。好きなこと→仕事→収入→無駄使いしない2013/10/05
村越操
25
哲学を文学に、文学を哲学に。わかりやすい哲学者の言葉。好きです。「腹や腰が痛くても、足の指にたこができた程度に考えて心配しないことだ」「想像力により頭の中で生み出された悩みや感情は、いつも疑ってかかること。感情が今巧みに自分を説き伏せようとしているのだと察して、その口車に乗らないようにすること。そうすれば悩みの大半はすぐに消えてなくなるだろう」「怒りと悲観こそ、まず克服すべき敵である」「自分の不幸に耐えられるだけの強さが、わたしたちにはかならず備わっている」「自分の不幸を話さない」2013/11/30
左端の美人
23
本書を読んで改めて幸せとは技術なのだと思いました。どんなことが起こったとしても、自分は幸せでいると決めること、行動すること、笑うことを自分の意志で実行することが大事。悲しいとき身体の中で赤血球が減っているらしい、「悲しいよ~」っていう前に「赤血球が減っているよ~」って言ってみよう(笑)2016/01/04
とめ
19
テーマごとに分けて構成されたアランの名言集。7つの章ごとにアランが述べた「幸福論」が載せられています。なる程、そういう解決方法があるのだな、と考えさせられることもありましたが、内容によっては中々自分の中にすんなりとは入ってこれない言葉もあり、私もまだまだ未熟で「感情をコントロール」できない人間の一人なのかな笑、と感じて苦笑する事もしばしばありました。個人的には「仕事について」の章がお気に入りです。こういう姿勢を大切にしたいと思いました。2014/10/13
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