内容説明
四国に住む最強の拝み屋・物部斉清。「何かあれば、ナリキヨさんが助けてくれる」――“ほとんど神”と称される彼が背負わされたものと、その半生を描く、美しすぎる恐怖に満ちた三編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
橙
9
95冊目 目が滑らずスルスル入ってきて読みやすかった。文字の配列まで拘りを感じられる辺りは、京極作品にも通じるものがある。ただ、スピンオフということもあってか、構成はあまり練られていない印象。肝心の「美しさ」が物語の展開に結びついておらず、美しいキャラクターの描写がストーリーに活かされていないように感じた。読んでいて特に引っ掛かりがあったわけでもないので、佐々木事務所シリーズを未読であることが原因とも思えない。とはいえ、芦花公園さんが人外に並々ならぬ癖を抱いている事はひしひしと伝わってきて良かった。2026/10/22
イツキ
4
佐々木事務所シリーズで抜群の存在感を誇る「物部斉清」が関わる事件のみが描かれるスピンオフ。出てくる怪異も物部斉清のどちらも人間の理解を超える存在という印象が強く、本編よりも不気味で恐ろしく感じられました。ですが中学生時代の物部や、犬猿の仲である片山とのやり取りの中に人間らしさが感じられる部分もあり、物部という人物の深みが増したように感じられるスピンオフでした。2026/10/25




