講談社現代新書<br> 世界は分けてもわからない

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講談社現代新書
世界は分けてもわからない

  • 著者名:福岡伸一【著】
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • 講談社(2026/10発売)
  • 澄みわたる秋空!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~11/8)
  • ポイント 330pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062880008

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内容説明

福岡伸一<動的書房>電子化宣言

福岡伸一の著作が累計200万部を突破しました。読者の皆様に心より感謝いたします。これまで福岡ハカセは、自ら紙の本を愛するゆえ、読者にも紙で読んでいただくことを願って、著書の電子化は控えてきました。しかしながらこの数字を見て、紙の本は十分に行き渡ったと感じました。そこで電子媒体に親しむ新たな読者に向けて福岡ハカセの思考を届けるため、ハカセの代表作『生物と無生物のあいだ』、『世界は分けてもわからない』、『動的平衡』シリーズなどを皮切りに、順次、著作を電子化していくことにしました。名づけて、福岡伸一<動的書房>電子化宣言。もちろん、すでに紙の本でお読みいただいた方も、電子書籍でもう一度、お気に入りの箇所を読み返してみてください。

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90万部のベストセラー『生物と無生物のあいだ』続編が登場! 生命は、ミクロな「部品」の集合体なのか? 私たちが無意識に陥る思考の罠に切り込み、新たな科学の見方を示す。 美しい文章で、いま読書界がもっとも注目する福岡ハカセ、待望の新刊。

目次

プロローグ パドヴァ、2002年6月
第1章 ランゲルハンス島、1869年2月
第2章 ヴェネツィア、2002年6月
第3章 相模原、2008年6月
第4章 ES細胞とガン細胞
第5章 トランス・プランテーション
第6章 細胞のなかの墓場
第7章 脳のなかの古い水路
第8章 ニューヨーク州イサカ、1980年1月
第9章 細胞の指紋を求めて
第10章 スペクターの神業
第11章 天空の城に建築学のルールはいらない
第12章 治すすべのない病
エピローグ かすみゆく星座

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

95
この本はただ生物学者が書いただけでなく学者の精神状態や捏造問題に絡むトラブル等表の部分だけでなく裏のそれこそ内面的な話まで取り上げられているから面白い。2012/01/04

Nobu A

83
福岡伸一先生著書7冊目。09年初版、15年第5版。凡庸な表現しか思いつかないが、毎回該博な知識と類稀な文才に驚かされる。多著書の著者に多い使い回しが殆ど見当たらない。関連性が強く必要に応じてのみ。今回はヴィトーレ・カルパッチョ作の絵画二枚が元々一枚だった話から始まる。そして癌細胞研究データ捏造したマーク・スペクターと繋がる。伏線を張り巡らせ、最後は見事に収束させ、筆者のメッセージが読み手の心にしっかりと刻まれる。上質のエンターテイメントとしか言いようがない。福岡先生のゼミ生が羨ましい。講演を聴いてみたい。2022/11/07

たま

61
『生物と無生物のあいだ』に続いて読む。題名の通り、生物は機械ではなく部品に分解してもわからない、動的平衡を見るべきという前著と同じテーマ。著者のスタイルでこれが好みの読者も多いのだろうが、パドヴァからヴェネツィアに行くと述べておいて突然ロスアンジェルスの話になったり、ヴェネツィア絵画の話になったり、鼻づら引き回され、かつ絵画の話は生物学の話にうまく融合していない印象。ご専門の膵臓の話は面白かった。2024/06/22

うりぼう

54
こんなに面白い本なのに、ずいぶん時間がかかった。一人暮らしやイベントなど様々な要因が。秋には、もう少し落ち着いて本を読もう。「地図にない道」の解説に紹介があり、手に取る。「インクラビリ」(治すすべのない病)。人は自分を認められたい。大切な人の願いを叶えるために最善を尽くすことの喜び。それは、誰の心にもあるインクラビリなのかもしれない。ガン細胞が増殖するように誤謬の暴走は止まらなくなる。その紙一重は、動的平衡であるか、静的平衡かの差であり、止まった瞬間にコマのように人は倒れる。「インセクション」のように。2012/09/05

翔亀

42
「生物と無生物のあいだ」の続編。分子生物学ミステリーだ。今回は論文捏造事件がメインディシュとなるが、前菜もデザートも色とりどりで、ルネサンス絵画や現代写真、アーレントや須賀敦子と前作より幅広い<捜査>により、分子生物学の<犯罪>を解明していく。相変わらず<犯罪現場>の実験描写がリアルで迫力がある。捜査の結果は、捏造事件史上名高い1980年のスペクター事件の犯人を、研究者個人の悪意に帰すだけでなく、「世界を分ける」こと、つまり生命を分子というパーツに分けるというデカルト以来の近代科学の陥穽とみなすのだ。↓2020/10/10

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