内容説明
八十代、人生の答え合わせ
保護司として25年。大根の分け方に悩み、ズッキーニのぬか漬けを愛し、90代の姉の激しさに頭を抱える毎日。つまずいても、傷ついても、人はやっぱり愛おしい。クスッと笑えて、じんわり温かい。心がほどける33の物語。
「牢屋に入れられて、することが無いからテレビを見てたんだよ」
施設に入った91歳の姉の言葉に、わたしは絶句した――。
ぶつかり合い、翻弄され、それでも断ち切れない血のつながり。
姉妹の生々しい葛藤の果てに訪れる、静かな「和解」の物語。
――綺麗ごとでは済まない人生を、赦し、抱きしめるための随筆集。
目次
こころを軽くする重いスムージー
cuteと言われても (下野新聞八月「しもつけ随想」)
街なかの保健室
孫娘の受験
おばちゃんいろいろ
やんごとなき
こころを軽くする重いスムージー(日本エッセイスト・クラブ会報)
オリムさんから聞いたこと
うみとやま
憧れのホテル
甲斐路を行く
二つの大阪万博
白銀のモンゴルを訪ね
オリムさんから聞いたこと
追憶のレコード鑑賞会
大根の分け方
リスク回避の里帰り
あちこち壊れて
マッサージを受けながら
祖母の目線
追憶のレコード鑑賞会
わたしのなかの相剋
やってられない
わたしのなかの相剋
姉との攻防
姉とわたしの不快な関係
妹という呪縛
愛のちからで
かつて保護司だった(下野新聞十月「しもつけ随想」)
想いの変化
クリスマス・プレゼント
愛のちからで(日本エッセイスト・クラブ会報)



