内容説明
この高校、部活で人が死に過ぎる!? 「私、名探偵になります。だから、カゲパイ。私から目を離さないでくださいね」私立名星高校の部活動は人が死ぬ。剣道部道場で撲殺死体、バスケットコートに生首、競技かるた大会でダイイングメッセージ……。次々と巻き起こる難事件を、生意気後輩系名探偵(ヒロイン)・辻月花と、「カゲパイ」こと景成(かげなり)先輩のバディが鮮やかに解決! 推理も恋もノンストップ! 本格学園青春ミステリ、開幕。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
20
文武両道の天才で生意気後輩系ヒロインの辻月花が、カゲパイこと先輩・一刀景成を助手に、学園周辺で巻き起こる殺人事件の謎を鮮やかに解いていく本格ミステリ。剣道部の合同合宿で起きた顧問撲殺事件。科学部が話していた「〇・〇〇一ミリは薄すぎる」の意味。バスケ部員殺害事件や殺された競技かるたの次世代クイーン候補。身近で次々と起こる事件をカゲパイと様々な形で協力しながら、容疑者を絞り込み犯人を突き止める月花のロジカルな推理が冴え渡っていて、怖いもの知らずの生意気な後輩とカゲパイの甘酸っぱい距離感も気になるところですね。2026/10/29
よるのもち
12
色々な部活動が絡んで起きる事件を後輩女子と先輩男子のバディが解き明かす本格ミステリ。どれも面白かったのですが、首斬りの論理がユニークな『バスケットコートの殺人』が出色だったかな。下ネタ連想『九マイル』の『0.001ミリは薄すぎる』も面白かったです。古典のオマージュも良い塩梅で、バディの掛け合いも楽しいので続編に期待します。2026/11/08
No-Taka
6
ミステリ、犯人当てとしては、古典的な「ひとつずつ可能性を除外していき残ったものが真実」が徹底されており悪くないが、作品としてはあまり好きな部類ではなかった。学生モノにも関わらず血生臭い事件が多く、探偵役の公式チートっぷりもあって、読み味は量産型のライトノベルに近い。無駄にセクシュアルな動機や描写(露骨ではないが)もあり、軸足としてミステリをやりたいのか、無敵ヒロインに振り回される主人公with殺人もあるよ⭐︎をやりたいのかは早期にはっきりとした方がよい。2026/11/05
ひきにく
5
剣道では負けなし、推理すれば何でも解決という完璧超人の月花と共に学園内で起きた事件の真相を解明していく物語。 主人公は毎回同じだが、一話ごとに違う事件が発生する短編集形式。 短編集なせいか、犯人の動機や内心、そして逮捕パートがほぼ描かれていない。犯人の感情を描写した部分を読むのが好きな自分としては少し寂しい。 その分主人公と月花のやりとりは盛り沢山。二人で会話して推理し、月花がダメ出しをしながらも最終的に真相に辿り着く。殺人事件が連続して起きる物騒な物語にも関わらず二人のやり取りが微笑ましい一冊だった。2026/10/30
サンライズ
3
ミステリ部分は可もなく不可もなくというか、あまり好きでないチマチマしたタイプの謎解きだった。特に惜しいのは二章の「0.001ミリは薄すぎる」で、タイトルが興味を惹かれるものだっただけに「『安すぎる』の聞き間違い」という展開には心底がっかりというかもう詐欺に近いのではと思う。タイトル通りで勝負しろよ。厚さでなく濃度のことだったとかでもいいだろう。また、キャラモノなのにキャラクターが弱く、日本一の剣道家だったのであろう語り手がケガで引退というドラマを大して昇華せずに終わっており、何とも弱い。2026/11/01




