出版社内容情報
エイキンズの描く「機械の眼」リアリズムに、
ニューヨーク・ダダが夢見たモダン・アートに、
国吉康雄の描くプリミティヴな子どもたちに、
イサム・ノグチの造形する社会的表象に、
大恐慌時代に追求されたアメリカン・シーンに、
美術と社会の重なりあう円環を解きほぐし、
アメリカ美術の精華を探る!
プロローグ アメリカ美術のモダン・タイムス 田中正之
第1章 トーマス・エイキンズと「機械の眼」──モダニティとしての写真的視覚 小林剛
第2章 ニューヨーク・ダダからソシエテ・アノニムへ──芸術の自由・平等・普遍の希求 平芳幸浩
田中 正之[]
武蔵野美術大学美学美術史教授/西洋近現代美術史
小林 剛[]
関西大学文学部総合人文学科教授/アメリカ美術史
平芳 幸浩[]
京都工芸繊維大学准教授/近現代美術史
瀧井 直子[]
武蔵野美術大学造形文化非常勤講師/アメリカ美術史
内山 尚子[]
お茶の水女子大学大学院博士後期課程/近現代美術史
石井 朗[]
内容説明
エイキンズの描く「機械の眼」リアリズムに、ニューヨーク・ダダが夢見たモダン・アートに、国吉康雄の描くプリミティヴな子どもたちに、イサム・ノグチの造形する社会的表象に、大恐慌時代に追求されたアメリカン・シーンに、美術と社会の重なりあう円環を解きほぐし、アメリカ美術の精華を探る!
目次
プロローグ アメリカ美術のモダン・タイムス
第1章 トーマス・エイキンズと「機械の眼」―モダニティとしての写真的視覚
第2章 ニューヨーク・ダダからソシエテ・アノニムへ―芸術の自由・平等・普遍の希求
第3章 国吉康雄とアメリカン・フォーク・アート
第4章 芸術の社会性を求めて―イサム・ノグチによる労働者としてのジャーナリスト表象
第5章 大恐慌時代のアメリカ美術―アメリカン・シーン、リージョナリズム、モダニズム
エピローグ 近代社会のユートピアとディストピア