内容説明
代表作『おはん』で知られる作家の宇野千代は、山口の岩国出身。「やりたいことは全部やりたい」そんな好奇心と行動力に溢れ、愛する人を追って上京後、「小説は儲かる」とさまざまな懸賞小説に応募し、名だたる文豪らと交流を交わしては小説家としての地位を築き上げていった。また、小説だけでなく、ファッション好きが高じて当時では珍しいファッション雑誌を編集し、晩年には着物のデザインをするなど、自分の興味・関心を突き進んだ。
その行動力は仕事だけでなく、恋愛に対しても同じ。結婚した尾崎士郎や北原武夫らだけでなく、彼女の傍にはいつも恋の気配があった。「恋をしなさい」は宇野千代がよく言う言葉で、文字通り彼女の人生を表している。何歳になっても情熱を失うことなく、常識にとらわれることなく、自分が信じた道をいく。それこそが宇野千代の人生哲学なのかもしれない。
本書の著者は青山誠。フィールドワークを大切にし、岩国だけでなく、大森の馬込文士村、湯島天神裏、本郷菊坂界隈、旧駕籠町や小石川林町など、宇野千代の足跡をたどりながら歩き回った。
圧倒的なフィールドワークと膨大な資料をもとに書き上げた本書を、ぜひお読みください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
鯖
15
「生きていく私」を軸に、ちよさまの人生につっこみいれる本。この人、朝ドラ主人公のほとんどにこの手の本出してる。人のふんどし極まれり。尾崎士郎に一目ぼれの第一印象を「殻に閉じこもったような斜に構えた印象、…意外にひとなつこい笑顔、吃音、…ギャップ萌えというやつ」って文章、ちよさまに見せて感想を聞きたい。ちよさまは「無防備な、抗し難いものであった」って書いてますよ、青山さん。梶井基次郎は恋愛対象にならないってこの本では言い切ってるけどどうかなあ。むしろそうだったなら、供養だなあと思ってもうてすまねえお二方。2026/10/31
ブランノワール
3
朝ドラ『ブラッサム』見てます。とても考えさせられました。とてもよかったです2026/10/22
めがね
3
生きていく私が家にあるはずなのに何故かないので代わりに読んだ。生き方が格好いい。13軒家を建てる人がいると思うと私も気が大きくなって気軽に散財したくなる。作品も読んでみたいなぁ。2026/10/21




