岩波ジュニア新書<br> 漢詩入門

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岩波ジュニア新書
漢詩入門

  • 著者名:一海知義【著】
  • 価格 ¥1,056(本体¥960)
  • 岩波書店(2026/09/24 配信開始予定)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784005003044

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内容説明

古くは『枕草子』や『源氏物語』の時代から日本人にこよなく愛されてきた漢詩は,一見とっつきにくいが,実はたいへん面白い.友情の詩,別離の詩,戦争の詩,大自然を歌った詩など,その「心」は今日なお新鮮で,私たちの心を深く揺さぶる.この本では,歴代の代表的名作を紹介,漢文の語調に慣れ親しめる工夫をほどこした.

目次

はじめに

1 桃と花嫁──『詩経』「桃夭」
2 世は溷れ濁りて──『楚辞』「離騒」
3 虞よ虞よ若を──項羽「垓下の歌」
4 人生百年──古詩十九首
5 スズメの歌──曹植「野田黄雀行」
6 歳月人を待たず──陶淵明「雑詩」
7 悠然として南山を見る──陶淵明「飲酒」
8 天地悠悠──陳子昂「幽州台に登る歌」
9 ワシガサイフニゼニガアル──賀知章「袁氏の別業に題す」
10 春眠暁を覚えず──孟浩然「春暁」
11 空山人を見ず──王維「鹿柴」
12 葡萄の美酒──王翰「涼州詞」
13 日日酔うこと泥の如し──李白「内に贈る」
14 白髪三千丈──李白「秋浦の歌」
15 国破れて山河在り──杜甫「春望」
16 万里悲秋──杜甫「登高」
17 暮に石壕の村に投ず──杜甫「石壕の吏」
18 寒山寺──張継「楓橋夜泊」
19 香炉峰の雪──白居易「香炉峰下、新たに山居を卜し……」
20 夕陽は無限に好し──李商隠「楽遊原」
21 杏花村──杜牧「清明」
22 廬山の真面目──蘇軾「西林の壁に題す」
23 家祭忘るる無かれ──陸游「児に示す」
24 水を渡り復た水を渡る──高啓「胡隠君を尋ぬ」・夏目漱石「春日偶成」
25 老馬路を知る──河上肇「偶成」

漢詩についてのQ&A
1 現代中国の漢詩
2 脚韻について
3 対句について
4 平仄について
5 古詩と近体詩
6 律詩と絶句

詩題索引

主要詩句リスト
主要人名・事項リスト

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

新地学@児童書病発動中

112
私のような漢詩好きにはたまらない本。漢詩の魅力を十二分に堪能できる。古代から現代までの漢詩の流れをきちんと把握できて、巻末では漢詩の決まり事を学べる。おまけに素晴らしい漢詩が多く収録されているので、よく出来た選集として読める。漱石が漢詩の名手で、彼の作品が現代の中国でも高く評価されていることは知らなかった。漱石ファンとしてこれは非常に嬉しい。収録されている漢詩の中では晩唐の二人の詩人の作品が良かった。李商隠の「楽遊原」で描かれる沈みゆく夕日の描写にこめられた作者の感情に、歎息する思いだった。2018/02/19

Y

41
大学の頃漢文購読の授業が結構好きだった。漢文は外国語だけど、一方では日本の文化の礎を担っている。近くて遠いようなちょうどいい距離感で私にとってロマンを感じる文学だ。漢詩を集中的に勉強したことがなかったので手に取ってみたのだが、なんと細かなルールの多いことに驚き。漢詩を作ることはとても難しいなと感じたけれど、漢詩を辞書を駆使して自分なりに訳してみたいという意欲がわいた。色んな漢詩に触れてみて、色彩豊かな詩が好きだなと思った。高啓の詩がとても好き。シンプルな言葉を使った漢詩が好き。2018/06/27

kuukazoo

18
漢詩の入門解説書をまた読んでしまう。これで3冊目では...でも原文だけなんてまだとても。何となくパターンはわかってきたけど漢字の意味が日本語とは違うものもあるので日本語的解釈だけで読解はできない(例えば「勉励」は勉学に励むという意味ではないし、「故人」は死者のことではない)。漢詩を理解し楽しむためのいろいろなポイントを解説してくれてるので、よちよち漢詩読者にはありがたい本であった。2026/02/18

ひよピパパ

18
再読。漢詩にまつわる基礎知識をわかりやすく解説してくれる。押印や対句はおろか平仄の基本的な事柄まで教えてくれるので最高!漢詩がとても味わい深くなることうけあいのオススメ書!2019/01/08

おはぎ

16
漢詩を学ぼうと思って読む。対句、平仄などルールに則って作られた詩をそれを意識しつつ鑑賞するのは楽しそう。ただルールを詳しく知るのは大変そう。いつか自分でも作ってみたりしたい。2025/03/09

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