内容説明
私たちはいつかみんな患者になる――。だからこそ知っておきたい、脳死、臓器移植、生殖医療、安楽死を考えるための生命倫理学。
私たちの生と死ってどこまでコントロールしていいの?
・安楽死の議論ってなぜ炎上するの?
・脳死は誰が決めるの?
・臓器を商品にしていいの?
・生殖はどこまでが個人の問題なの?
・遺伝子技術でどこまでを知っていいの?
数々の疑問に答えながら、生命倫理学の基本のきがやさしく学べる。
著者のロングセラー『ふだんづかいの倫理学』に続く新しい入門書決定版。
【目次】
序 章 ぼくらはみんな患者になる――生命倫理学って何?
第1章 治療を誰が決めるのか――インフォームド・コンセント
第2章 死という生き方――安楽死の問題
第3章 死は誰が決めるのか――脳死の問題
第4章 あげると売る――臓器移植の問題
第5章 子どもは産むのか作るのか――生殖技術の問題
第6章 「ふだんづかい」のその先に――遺伝子技術の問題
終 章 生命と倫理――優生思想の問題
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
pppともろー
4
医療倫理学入門だが、倫理学そのものの入門書とも言える内容。じっくり考えること。善と正義の違い。2026/10/13
Miga
2
すごく面白かった。生命倫理学の何たるかを全く分かってなかった人間でも、要点や考えるポイントを掴むことができた。倫理を学問として修めていないから倫理をあやふやなもののように感じてたけど、明確なものも確実にあるんだなと。口語的な表現なので言いくるめられてる感がないわけではないけど、読みやすかったし1冊に収めるための割り切り方としっかり情報は与える塩梅がよかった。終章で“優生思想”や“正義”について書かれているところ、排外主義者やシオニストにこそ読んでほしいなと思う名文。図書館本だけど購入したい。2026/11/04
akios
0
多数の人にとって良いことが「正義」なのだから、「正義は人によって違う」というのは“真ではない”。なるほどなあ。これはほんとに、みんな読むとよい本。答えのない、「一見正しそうなこと」をどう考えるか。そしてその結論は「自分のための自分の選択」であって、他人を非難するためのものではない。2026/10/07




