扶桑社BOOKS<br> 虚弱と歩く

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扶桑社BOOKS
虚弱と歩く

  • ISBN:9784594103736

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内容説明

人には人の“虚弱”がある。
芥川賞作家、エッセイスト、ミュージシャンなど虚弱とともに生きてきた、豪華書き手が集結した史上初・虚弱体質のエッセイアンソロジー!

過眠、不眠、肩こり、倦怠感、頭痛、手足のしびれ、胃腸の弱さ、クローン病、若年性高血圧、自家中毒、めまい、生理痛、胸やけ、胃もたれ、腰痛、膝の痛み、悪夢、アルビノ、自閉スペクトラム、うつ、微熱、嘔吐、漫然と続く不調――。
13名の書き手が、それぞれの虚弱について書き下ろしました。

【タイトル/寄稿者一覧】
自由になってみたい 絶対に終電を逃さない女
健康だけど元気がない 藤野可織
虚弱という「横臥者」の視点 宮崎智之
クラゲにならない 伊藤亜和
虚弱人生の振り返り、ならびに新たな幕開け 渡辺優
脳みそグニャグニャ人間の半生 トミヤマユキコ
お腹も心も満たされない! 済東鉄腸
虚弱のままで夢を見る 清水友佳子
「異常なし」 ヒオカ
明るい時間に、風呂に入る──虚弱エッセイ試論 中井治郎
可憐たれ! 暮田真名
虚弱な私の生存設計 雁屋優
そんな気がして君を待った 安藤裕子

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

M H

21
「虚弱に生きる」の終電さんら13人による虚弱エッセイ集。異常に体力がない、膝がすぐ痛くなる、お腹を壊しやすいなどなど症状とままならなさを深刻すぎない調子で語ってくれる。中には指定難病、逆に(?)辛いのに診断がつかない人もいて、本当に色々。フルタイムで通勤して働けて土日に寝込まないのは当たり前じゃないのだ。虚弱が可視化されて少しでも生きやすく、休みやすくなればいいなと思う。2026/09/25

shikada

14
「虚弱」と生きる13人によるエッセイ集。入院が続く難病とかではないが、体力のなさや胃腸の弱さや不定愁訴みたいなものを(複合的に)抱えてどう生きるか?の話がたくさん読める。皆「これをやると体調がすぐ崩れる」と自覚的で、虚弱生活のなかで自身の心身と内省的に向き合ってきた結果なのだろうと思う(常に元気ハツラツな人は体調を気にしない)。著者陣とは比べないけど自分自身も片頭痛とめまいと吐き気(いろいろ検査したけど原因不明)に悩まされながら生活しているので、虚弱とどう生きるか模索する話を読むだけで少し元気づけられる2026/09/23

ebi kan

5
健康に支配される日常。常に自分の体と向き合いながら生きていく苦痛。ちゃんとした病気と診断されないやるせなさ。それぞれが抱える苦悩とどう付き合っていくかが書かれている今作。 虚弱と向き合って生きてきた人たちからは生きてやるぞ!という強い意思を感じる。弱いからこそ人の優しさや強さを感じ取れることが出来るし、人としての強さを持てるのだと思う。それは健康な人よりもずっとずっと尊いことではないか。2026/09/18

あゆお

4
虚弱体質として読んでおきたかったエッセイ、でもエッセイは、やっぱり作者を知っている方が楽しめるな~と思った。「虚弱であるからこそ感じることが出来た人の優しさや、自分を許すことの大切さ。体が弱いのも、悪いことばかりじゃない」というのが印象的。とはいえ、丈夫になりたいけどな~丈夫で健康的でも、人の優しさを感じられるのが一番いいじゃんね2026/09/09

雨の

2
自分も自分のことを虚弱だ虚弱だと思っていて、社会人になったばかりの頃は自席やトイレでよく倒れていた。今でもたまに朝起きたら突然具合が悪くなって当欠してしまう。この本に寄稿してる人達と比べればだいぶマシにはなったが。若いから健康、高齢だから不健康、ではなくて、もっと幅広く健康とはグラデーションになっているのではないかという一文を読み、そりゃそうだ、なんでそんな当たり前のことに気づかなかったんだろうと思った。人は皆それぞれ何かしら抱えて生きている。そんな忘れがちだけど当然のことを思い出させてくれる一冊だった。2026/09/19

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