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内容説明
知らなかったでは済まされない――
「The HEADLINE」編集長が導く
「許される/許されない」の境界線
本書では、ニュースメディア「The HEADLINE」編集長であり、
テレビやラジオでも社会問題をわかりやすく解説している石田健さんが、
「不適切とは何か」を読み解いていきます。
「部下に『髪を切った?』と言うのはハラスメントなのか」
「女性の外見を褒めることは問題なのか」
「『日本人ファースト』という言葉はなぜ議論を呼ぶのか」
「不適切な振る舞いをしてしまったとき、どう謝罪し、どう償えばよいのか」――。
本書は、「なぜ、それは不適切なのか」を一つひとつ丁寧に考えながら、
現代社会を生きるための新しい教養を身につける一冊です。
「正解」を押し付けるのではなく、自分自身の判断軸を育てるための、
新しい人権・コンプライアンス・ポリコレの教科書です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
coldsurgeon
5
難しいテーマを、難解なさまざまな事例から、実に面白く、解き明かそうとしている。世の中を見渡せば、社会生活をしていれば、不適切な言動に遭遇したり、自ら不適切かもしれない言動をしているのではないかと思う。不適切なことは、不適切ではないことの境界は、曖昧だ。一定のコミュニティの中での暫定的ルールと、人権や差別などの普遍的アイデアとを照らし合わせて、その意味を理解する必要がある。人権とは、一人一人の人生の目的そのものとして扱われ、価値ある人生を追求し、その地位が社会の一員として認められる最低限の諸条件としている。2026/10/02
小鳥遊 和
3
網羅性を志向したらしく新書としては分厚い。重要テーマてんこ盛りで「お得感」あり。著者が「リベラルナショナリズム」の議論を深めたいと書いているのに共感した(目次と小見出しの「ナショラリズム」の誤植が痛いが)。松尾匡流の整理ではリベラルとナショナルの同居は堕落の道だが、普通の政治論でリベラルは「国民国家内の政治参加で再分配とマイノリティ救済を進め平等社会を目指す」ので原理的矛盾はない。あとは人権・労働・環境・学知・情報等の国境を越える中間集団と国家の両立という問題に帰着するが、これには実践的解決策が既にある。2026/09/18
akie kure
2
「何気ない発言」こそが抑圧や従属、沈黙、差別を生み出す。そのメカニズムは、会話における「許容される振る舞い」というルールに関わっている。誰かの自由を制限することができるのは、唯一「他の人々への危害を防止するという目的の場合だけ」2026/09/13
rockwave1873
1
①人権は、一人ひとりが「価値ある人生」を追求し、社会の一員としての地位がみとめられる為の最低限の条件。②差別とは、単に属性を理由した不利益だけでなく、社会構造等による「抑圧」も含む問題。③ポリコレやコンプラは「暫定的ルール」に過ぎない。④「不適切な振る舞い」をした場合、謝罪が求められる。謝罪とは、自身の責任を明確にしつつ、償いや補償を行う意地を示し、謝罪の相手の尊厳の回復を目指すこと。→→個人の道徳観に左右されず、より良い社会規範を作り、法やルール等によって、その規範が制度化される事が大事2026/10/05
まやま
0
著者の石田健さんが出演してるYouTube番組で本書を紹介してて知り、早速読んだ。「不適切な振る舞い」という無謀で可燃性の高いテーマに対して、問題を原理原則から検討する「原理的アプローチ」でせまっていく。なにを大事にするのか、なにを尊重するのか、からひもといて、歴史的な背景や学術的な議論も踏まえて丁寧に述べられている。読むことで、自分の頭も原点から辿り直せる落ち着きを取り戻せるような一冊。2026/09/29




