内容説明
元刑事にして探偵のダニエル・ホーソーンが殺された──いや正確には、映画版『メインテーマは殺人』の撮影現場で、ホーソーンを演じていた俳優が殺された。イングランド南岸のヘイスティングズで発生したスター俳優の刺殺事件には、関係者のそれぞれに何かしらの動機があるらしい。だが、犯人が間違いを犯したということはないだろうか。すなわち、犯人が狙っていたのは、実は本物のホーソーンだったということは。ホーソーンが“ホーソーン”殺しの謎に挑む、〈ホーソーン&ホロヴィッツ〉シリーズ最新刊!/解説=柿沼瑛子
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
パトラッシュ
164
ホロヴィッツ作品では殺されて当然の品性下劣な被害者と、悪人ではないのに状況に追い詰められた犯人というパターンがある。本作も『メインテーマは殺人』の映画化に際してホーソーン役の俳優が殺された事件を捜査するうちに本物のホーソーンが昔扱った殺人が絡んでくる展開だが、どちらも迷宮入りした方がマシなほどの不快な被害者という点で共通する。イヤミスに近い胸糞悪いドラマだが、ワトスン役のホロヴィッツが「今度こそ探偵の鼻を明かしてやる」と勇んでは大スベリする道化役で笑いをとり、後味のよい読後感を演出する構成の巧みさが光る。2026/10/14
KAZOO
95
このシリーズももう6作目となったということでいつものように楽しませてくれました。今回は映画版「メインテーマは殺人」ということでホーソーン役の俳優が殺されます。その俳優はかなり人の恨みを買っていたということで犯人が誰かということが最後まで分かりません。最近はこのような作品はあまり人気がないかと思ったらそうでもないのですね。ワトソンのような役のホロヴィッツがいるためにさらに謎は深まる感じです。シリーズは12作まで続くようで楽しませてくれそうです。2026/10/19
ばう
61
★★★★ 『メインテーマは殺人』の映画撮影中にホーソーン役の俳優が殺された。しかし狙われたのは本当のホーソーンだったのでは?というところから話は違った局面に。すぐ犯人に辿り着いちゃうからこの第二部の話を挟んだの?と思いながら読んでいくと…あらら、そうだったの!これは必要なエピソードだったのね、という結末に。何だかあっさりしたストーリーだなと思ったらやっぱり最後に「なるほど‼︎」と感心する内容でした。ホーソーンの過去も少〜しずつ明かされていき、ホロヴィッツは今回それほど酷い目に遭わずに済んだのも良かった😆2026/09/18
オーウェン
53
ホーソーン&ホロヴィッツリーズ6作目。 「メインテーマは殺人」が映画化されることが決まるが、その撮影中にホーソーン役の俳優が殺される事件が発生。 今作も無駄な場面はなく、殺された俳優に恨みを持つ6人が犯人候補。 更にはホーソーンが探偵になる決断をした事件。 これも加えてラストにホーソーンが関係者を集めての種明かし。 ホーソーンの過去も明かされ、ホロヴィッツとの関係性がより複雑になっていく。 予定は10作なので、残り4冊でどうなるのか。2026/10/25
at-sushi@そこをどけ
43
ホーソーン&著者シリーズ第6弾。「メインテーマは殺人」の映画化が決定するも、撮影中にホーソーン役の俳優が殺害される。制作スタッフに容疑がかかる中、ホーソーン本人が狙われた可能性も浮上。駆け出し探偵時代のホーソーンが手掛けた事件が作中作として挿入され、A・ピュントシリーズのようなお得感。例によってヒントや伏線がフェアに散りばめられた超正統派なフー&ワイダニット。著者が自分自身をマヌケなワトソン役として貶め弄り倒すのが毎回のお約束だが、俺が英国王ならもう叙勲するわ。2026/10/21




