創元推理文庫<br> 卯月の雪のレター・レター

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創元推理文庫
卯月の雪のレター・レター

  • 著者名:相沢沙呼【著】
  • 価格 ¥950(本体¥864)
  • 東京創元社(2026/09発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784488423148

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内容説明

読書好きだが八歳年上の姉へのコンプレックスを抱える、おとなしい高校生・小袖。母方の祖母の七回忌で、祖父のもとを訪ねた際に、今春から同じ高校に通うことになる従妹から奇妙な質問をされる。「死んだ人から、手紙って来ると思う?」祖父宛に最近届いたという手紙は不可解な内容だったが、亡くなった祖母が昔に書いたもののようだ。それがなぜ今頃になって? 誰かの悪戯なの? 思い悩んだ小袖は、その手紙の謎をある人物に話すことに……。美しい情景描写が魅力の表題作をはじめ、揺れ動く少女たちの心理を巧みに描いた五編を収録する短編集。/【目次】小生意気リゲット/こそどろストレイ/チョコレートに、躍る指/狼少女の帰還/卯月の雪のレター・レター/解説=紅玉いづき/*本電子書籍は『卯月の雪のレター・レター』(創元推理文庫 新装版 2026年9月30日初版発行)を底本としています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

19
少女たちのすれ違いを「日常の謎」の形で解いてゆく、絆の確かさを再確認するような短編集。一緒に住むようになった妹との距離が変わってしまった理由。たこ焼きパーティーで起きた雪上の密室盗難。入院している友人とのズレたやりとりと顛末。嘘つき呼ばわりされる小学生がクラスメイトの家で家政婦が窃盗したと主張した真相。死んだはずの祖母から祖父に届いた手紙の謎。大切に思う気持ちがあってもすれ違ってしまう人間関係の難しさを浮き彫りにしながら、きちんと言葉にして伝える大切さを思い出させてくる著者さんらしい繊細な青春小説でした。2026/10/01

RRR@読書中毒

8
相沢さんの初期短編集。十代の女子の心理状態が丁寧に紐解かれます。男子とは違う心理状態なので、どの話も興味深く読めました。すれ違いや好意という感情、それを昇華して、どうにか生きるという事実に人間というのは本当興味深いな、と思いました。女子の心情がきっちり書かれているので、女性だったらきっと共感の嵐なんじゃないかしら?2026/10/05

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