まったく新しいテクスト分析の教科書

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まったく新しいテクスト分析の教科書

  • 著者名:阿部幸大
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 光文社(2026/07発売)
  • ポイント 20pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334110611

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内容説明

大学の授業で「テクスト分析」は定番のひとつ。しかし、なんの変哲もない「テクスト」を「分析」するとは、いったいどのような行為なのだろうか。「分析せよ」とはいかなる要求なのか、なにに成功すれば「分析」できたと見なされるか、そして、テクスト分析を基礎におく人文学とは、いかなる学問なのか。授業での発表から学術論文まで、「分析」による価値生産のメカニズムを原理的かつ実践的に解き明かす一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

リュシス

5
一番衝撃を受けたのは、「分析とは眼鏡を掛け替えることではなく、裸眼で『よく見える』状態を目指すこと」(p.8)という一節。つい最近まで私も「○○というメガネをかける」と書いていたので思わず苦笑した。分析とは、新しい理論や見方を身につけることではなく、対象そのものを丁寧に見つめ、自分自身の「見る力」を鍛える営みなのだと考えを改めた。これからは「裸眼で読む」という言葉を大切にしたい。2026/08/05

はるお

3
前作は10年に1冊の良書だったがこちらも同様の価値を持つものと感じた。テクスト分析の方法論はもちろん、阿部先生の「人文学」を志す者への熱いエールもあり、このシリーズを携えてもう一度大学生活を送りたいとさえ思った。2026/07/29

zunzun

2
ネットをみていると、「考察」とか「批評」とか色々ある。個人がみた感想を書いた物もある。どうせ読むなら、書くなら着眼点がよく並外れたものに限定したいというのは誰しもが思うことだろう。私ズンダは考察とか言語化とか、そういう中にある耳目を集めるための佯狂な態度が嫌いなので独自の解釈とか考えにも興味がない。この本もそういった内在的な批評(=作品を読んで自分の内在的なところから読みを展開する方法)のやり方がかいてある本なのかと見当を付けて読んでみたが思ったのとは違った。2026/09/03

がっちゃん

2
(分解+統合)×解釈=分析。ディシプリンは目的ではなく知の手段である。人文学を希望する高校生にも知らせたい一冊。シリーズ3巻とのこと。揃えたい。(追記)3周読め!2026/08/12

中村

1
テクスト分析は、対象となるテクストの分解と統合の反復と、非自明性に到達しようとする解釈によってテクストの理解を更新することを目的としている。解釈の「正しさ」を追究することは「不可能かつ無意味である」と筆者はいう。分析による価値産出における論理の飛躍は分析者が引き受けるべきリスクであるという。社会科学の場合、とりわけ実証主義では、この「ジャンプ」には慎重にならねばならない一方で、解釈主義の場合、本書で提案されているテクスト分析の技術がたいへん有用であると思われた。2026/08/15

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