内容説明
珊瑚(70代)は急逝した兄の跡を継いで、神田神保町で小さな古書店を営んでいる。親戚の美希喜(20代)が右腕だ。作家志望の悩める青年や、老母のために昭和に発行された婦人雑誌を探している中年女性など、様々な想いを抱えた人々がやって来る。てんぷら、うなぎ、カレー……美味しいごはんと思いやり深い人々、人生を自由に豊かにしてくれる本の魅力が沢山つまった極上の物語。ショートショート「桜の小径」と神保町を巡る楽しい対談も収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
151
珊瑚さんと美希喜ちゃんは良いコンビだね。そして、周りの人もいい人だから、これから先も鷹島古書店は、みんなに愛される古書店になりそうだね。文壇バーの定義の話はすごく楽しめた。料理も魅力的。天ぷら、青椒肉絲、カレーライス、番外編に出てきたブロッコリーのナムル風が食べたくなったよ。珊瑚さんと東山さんの関係は、これぞ大人の恋愛。歳をとっても恋するもの。この2人の関係を読んでたら、ふと弘兼憲史さん『黄昏流星群』をすごく読みたくなりました。この本に出てくる森瑤子、川端康成の本も読みたいかな。2026/08/06
KAZOO
107
このシリーズの2作目で、ここに書かれているように古本屋の店舗に若干の飲食スペースを作るために改装します。以前の壁などがすごい素人がやった感じで全面的な壁の塗りなおしが必要となります。そこには前の主人が書いたと思われる文章があったりで話が発展します。食事処の紹介があって懐かしい感じがしましたが若干最後が急に終わらせてしまった気がしました。もう少し続けていただいてもよかった気がします。2026/07/29
ハッピーえんど
30
「古本食堂」の続編。 今回も珊瑚さんと美希喜さんの素敵な物語が展開されていました。途中で兄・滋郎さんの物語があったのも面白い構成でした。 前作同様、古本を紹介したり、近所の美味しい食べ物を紹介していて素敵でした。 「暮しの手帖」は特に好きな内容でした。2026/09/07
よっち
29
親戚の美希喜を右腕に急逝した兄の跡を継ぎ、神保町で小さな古書店を営む70代の珊瑚。彼女たちとお店にやってくる人たちのやりとりを描いた第2弾。カフェスペース新設や、老母のために昭和に発行された婦人雑誌を探す中年女性など様々な客がやってくる一方、お店をこれからどうしていくのかということに、少しずつ目を向け始めていく展開になっていて、亡き兄・滋郎さんの過去の思い出を振り返るエピソードも多かったですが、やや突発的な行動に思えた珊瑚さんの北海道行きも、あれくらいの年齢になると骨折したらいろいろ考えちゃいますよね…。2026/07/15
ゴルフ72
24
穂さしぶりに帰ってきたって感じ!珊瑚さんと美希喜さんが滋郎さんの古本屋を継いでの神保町の古本屋・・・カフェを書店内に開こうと本棚を移動させたらカビだらけの壁が出現・・・そんな中でも美味しい食べ物は健在!北海道にいる東山さんが足首を骨折したのを機に矢も立てず行ってしまう。残された美希喜ちゃん奮闘!次回を予告するラストに期待して次巻を待ちます。2026/08/16




