文春新書<br> 大論争 この国の守り方 戦後日本の戦争論

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文春新書
大論争 この国の守り方 戦後日本の戦争論

  • 著者名:片山杜秀【著】
  • 価格 ¥1,300(本体¥1,182)
  • 文藝春秋(2026/07発売)
  • 澄みわたる秋空!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~11/8)
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  • ISBN:9784166615360

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内容説明

戦後知識人は今よりずっと国防に熱かった!

日本は生き延びられるのか?
反核か核武装か?
戦後憲法をどうする?
アメリカは頼れるか? 
いまにつながる論点は、すべてここにある!

敗戦後の日本の最大の課題は「安全保障」だった。東西冷戦のなか、軍備放棄、平和憲法に始まり、講和条約、安保闘争、核武装論、そしてアメリカとの対峙――。最高の知性たちが戦わせた白熱の論議から、いまに通じる論点を取り上げる。緊迫度を増す現代にこそ読み返したい「日本人の選択」。

第一章 全面講和か多数講和か
「八紘一宇」を裏返した南原繁
福沢イズムのリアリスト小泉信三

第二章 軍隊と捕虜の体験から
「異端者」の目で日本軍を告発した山本七平
捕虜・会田雄次がみた「西洋という野蛮」

第三章 「核の選択」をめぐって
「死にたくない」反安保の旗手清水幾太郎の「変節」
「戦後の風潮」を撃ち続けた福田恒存の「滅亡論」

第四章 アメリカとどう向き合うか
NOと言い続けた「反抗児」石原慎太郎
江藤淳が拒否した「ごっこの世界」

第五章 「核兵器反対!」はどこが欺瞞か?
終末に魅せられた「平和主義者」大江健三郎
吉本隆明は高度資本主義に賭けた

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ふみあき

57
「カナリアとしても、いささか高い声で鳴き過ぎではないか」──大江健三郎への辛辣すぎる批評が印象的だった。核戦争に対する想像力をめぐって、大江が石原慎太郎の『亡国』へ向かって投げたブーメランが、そのまま大江自身の後頭部に突き刺さってしまうさまは、あまりに見事で苦笑してしまう。そして『「反核」異論』において、大江を激しく攻め立てた吉本隆明の真っ当さが際立つ。だというのに、オウム真理教事件の時の吉本は、なんであんな無残なことになってしまったのか。2026/07/26

みんな本や雑誌が大好き!?

2
粕谷一希氏の『対比列伝 戦後人物像を再構築する』という本に知的刺激を受けて書かれたようです。本書で、福田恆存さんに対比されるのは福田和也さんではなく清水幾太郎さんです。清水さんの論文『核の選択 日本よ国家たれ』を批判した福田さんの『近代日本知識人の典型「清水幾太郎を論ず」』を中心に論じています。 そんな風に知識人二人を対比しつつの知識人論で面白く読みました。清水・福田以外の組み合わせは、南原繁VS小泉信三、大江健三郎VS吉本隆明、山本七平VS会田雄次、石原慎太郎VS江藤淳です。2026/09/24

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