内容説明
大移動がはじまった。
導人(しるべ びと)は、終わりを担う者。
一族を守るため、新天地へ。
荘厳なカタルシスをよぶ、書下ろし冒険ファンタジー
ユリネ、クロトビ、ホツルギ、同じ導人(しるべ びと)の仲間と不思議な石を得たシズクは、皇都を脱出する。
乳白色のその石は、理想郷につながる扉の在りかを知らせる地脈の種だった。
諍いの絶えなかった五つの民が集い、新天地を求め大移動をはじめる。
扉とは。永遠とは。滅びとは。
冒険ファンタジー、完結。
〈文庫書下ろし〉
本書の主な登場人物
【シズク】英雄「導人(しるべ びと)」に選ばれる。幻の目をもつ
【ユリネ】樹木医〈花の民〉の子孫
【クロトビ】星読み〈天(そら)の民〉の子孫
【ホツルギ】戦士〈人の民〉の子孫
【クァン・光雲・トルク】皇王の弟
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
16
同じ導人の仲間と地脈の種を得て皇都を脱出したシズク。理想郷につながる扉の在りかを知らせる鍵を得て、諍いを絶てなかった五つの民が集い、新天地の求め大移動をはじめる下巻。皇国軍の追跡を受けながらの逃避行で逆に捕縛されたクァン。彼女たちと共に旅をする中で目の当たりにしていく、タビ人たちが受けた仕打ちや苦い記憶、高度な技術への感嘆。一方で導人たちも大移動を始めた故郷が決して理想郷ではないことを知り、里で浮いてしまう皮肉な構図でしたけど、心境が変わったクァンと導人たちが迎えた結末はこれで良かったのかもしれませんね。2026/09/07
かが
11
世界観とか、タビ人、理想郷(静かの陸)がメインだと思って読み進めたけれど、実際はそうではなくて、導人であるシズクたちと皇国のクァンの成長の物語であったのかなと感じた。 シズクが作中で何度も口にする、〈虚空の民〉の掟のおかしさとか、終盤にも出てくるタビ人たちが手を取り合わずいがみ合ってきたことが本当に正しかったのかとか。 いまままで当たり前に是とされてきたことに一度、何かを契機として目を向けて、そうすると間違っているかもしれない部分が見えてくる。ファンタジーであるけれど、教訓が多分に含まれた作品だった。2026/09/13
色素薄い系
6
静かの陸は一体どんな所だったのだろうか…クァンの成長が一番感じられたのが良かったかな。途中まで絶対最後に裏切るんじゃないかと思っていて申し訳ない。今まで自分の目が曇っていたり知らないでいた事を恥じる心根の持ち主で安心した。2026/08/25
momokuri14
2
大移動して行った人たちはどうなっていくんだろ?またいつか続きが読めると良いなぁ 次は雲神様の箱を読む。2026/07/25
-
- 電子書籍
- 従業員は企業のコストではなく「資産」で…




