内容説明
普段の帰り道、見慣れた職場、親しい友達。“それ”はあなたの日常に身を潜めて待っている。突然会社に来なくなった同期の行方、あり得ない死に方をしたパパ活相手、タワマンで起きる常識外の現象、現実を侵食する存在しないはずの子供の遊び、大好きな先輩に隠された猛毒、同級生が死んだ後に学校で出回った人魂の噂。ホラー小説界を牽引する新たな才能たちが贈る恐怖のアンソロジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
yukaring
73
豪華な作家陣による粒ぞろいのホラーアンソロジー。身近な職場や学校、自宅…どこにでも怪異は潜んでいる。境界をうっかり越えてしまった時、背筋も凍る“その他の危険”に見舞われる。特にお気に入りは背筋さん『箱の中身はなんだろな』軽いタイトルと裏腹に人間のイヤな部分が凝縮された生々しさと後味の悪さが強烈。パパ活相手のありえない死に方と追い詰められる恐怖に心臓が縮む斜線堂さん『枯渇』モキュメンタリーホラーの仕掛けとして不気味な遊びを考え出した主人公が怪異に取り込まれる『まぎれ鬼』など、どれも捻りがきいたオチが秀逸。2026/09/20
ごみごみ
55
日常に身を潜める恐怖を描いたアンソロジー6話。新名智さん『まぎれ鬼』現実と虚構の区別がつかなくなり、嘘が嘘でなくなっていく。沼にはまってどんどん抜けられなくなっていくような怖さ。 背筋さん『箱の中身はなんだろな』職場で無断欠勤が続く同僚。彼女を追い込んだのは・・人の悪意が恐ろしい。 梨さん『ブルーライト』夜の学校ってだけでひんやりゾクゾク。もちろん怖いけど、青春のほろ苦さもあって良き。 斜線堂有紀さん『涸渇』裏返ってた?どういうこと!? 想像したくない!2026/09/12
さっちゃん
49
突然同期が出社しなくなり…背筋「箱の中身はなんだろな」、パパ活相手が異様な死に方をして…斜線堂有紀「涸渇」、ようやく手に入れたタワマンで奇怪な現象が…上條一輝「枯れた街の上でも」、存在しないはずの遊び…新名智「まぎれ鬼」、大好きな先輩の毒…皮肉屋文庫「したたりの宮」、同級生の死後、夜の学校で緑の光が…梨「ブルーライト」の6編。/背筋さんは実際にありそうだし、斜線堂さんはやたら喉が渇く。上條さんは因果応報だし、新名さんは妙な納得感にゾクリとする。皮肉屋さんの彼女は末恐ろしいし、梨さんはとても切なかった。2026/09/23
Koichiro Minematsu
38
「箱の中身はなんだろな(背筋)」「涸渇(斜線堂有紀)」「枯れた街の上でも(上條一輝)」「まぎれ鬼(新名智)」「したたりの宮(皮肉屋文庫)」「ブルーライト(梨)」の短編集。 娘からの推し本。 ホラーであって、モキュメンタリーこわー。2026/08/09
九月猫
27
上條一輝さんと新名智さん目当て。 非常に胸糞で後味の悪い背筋さん作は、それでいいのかお前…なラスト。斜線堂有紀さん作はかなりのグロホラーで、ひぃー😱 裏返るのが想像できないけど、そもそも想像したくない。因果応報なのに忘れすぎな上條一輝さんの作。やった方は忘れるのか。新名智さんは、好きな方の新名さんだ!とまず安心。最後の一文の横に黒いページがきて、ゾワっと感UP。皮肉屋文庫さんは…ごめんなさい。あまり好きではなかった。梨さんの作は、悲しいお話ではあるのだけど優しいお話でもあって、この中では異色作(笑)2026/09/26




