教育思想のポストモダン 増補改訂版 - 近代批判のゆくえ

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教育思想のポストモダン 増補改訂版 - 近代批判のゆくえ

  • 著者名:下司晶
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  • 勁草書房(2026/07/01 配信開始予定)
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  • ISBN:9784326299164

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内容説明

70~80年代に隆盛した「近代批判」の思潮は、その後の教育学に地殻変動を起こした。本書は教育哲学・教育思想史・教育実践の観点から、ポストモダン思想が現代教育学にもたらしたものを検討。戦後から現代に至る教育学の転換を問い直す。初版刊行から10年、付論、コラムを新たに加え、教育哲学・教育思想史研究の最前線を描く。

目次

増補改訂版へのはしがき

初版まえがき

序章 教育思想とポストモダン
 一 教育学とポストモダン
 二 ポストモダンとポストモダニズム
 三 教育学のポストモダン思想
 四 本書の対象と範囲

第一章 ポストモダニズムと規範の喪失?――教育哲学のポストモダン思想受容
 はじめに――忘却のポストモダニズム
 一 スケープ・ゴートとしてのポストモダニズム
 二 密教としてのポストモダニズム
 三 規範主義の継続
 四 パフォーマティヴではなくコンスタティヴに
 五 ポストモダニズムの大いなる遺産
 結語に代えて――血肉化されたポストモダニズム

第二章 近代批判、未完のプロジェクト――教育哲学は近代をどう論じてきたか
 はじめに――教育哲学における近代論の展開
 一 アイロニーとしての近代――一九六〇年代
 二 近代主義の登場――一九七〇年代
 三 近代主義の全盛――一九八〇年代
 四 近代批判の展開――一九九〇年代
 五 近代批判を超えて――二〇〇〇年代
 結語に代えて――近代批判、未完のプロジェクト

コラム(1) 近代論と近代教育学批判

第三章 近代教育学批判とは何だったのか――教育思想史の課題と方法に寄せて
 はじめに――忘却の誘惑に抗して
 一 なぜ「近代」の「思想史」なのか?
 二 「戦後教育学の近代」批判
 三 教育思想史から教育人間学へ?――近代教育学批判の展開
 四 近代教育学批判のアクチュアリティ
 結語に代えて――省察と対話の近代教育学批判

第四章 言語論的転回以後の教育思想史――あるいは、ポストモダニズムの何がいけないのか
 はじめに――ポストモダンを経てなお教育批判は可能か?
 一 教育思想は批判の根拠たり得たのか?
 二 言語論的転回以後の教育思想史――語られなかったルール
 三 「言語論的転回以後の教育思想史」のこれから――再び歴史へ
 結語に代えて――〈根源的に失われた何か〉への距離

コラム(2) 五五年体制と冷戦期教育学

第五章 教育哲学と教育実践、その関係性の転換――見失われた啓蒙のゆくえ
 はじめに――啓蒙のゆくえ
 一 戦後教育学と教育実践――マルクスの呪縛を離れて
 二 モノローグからダイアローグへ――教育哲学の変容
 三 新たな関係性のために――場所、テクスト、臨床
 結語に代えて――理論‐実践の媒介者を育てる

第六章 国民の教育権論をフーコーで組み替える――道徳の教科化にどう向き合うか
 はじめに――「戦後レジームの終焉」と戦後教育学批判
 一 戦後教育学パラダイムの形成と継承
 二 国民の教育権論の限界とその呪縛
 三 統治としての近代教育とその批判
 結語に代えて――教育を変革する回路

終章 戦後教育学を超えて
 一 戦後教育学から冷戦後教育学へ
 二 近代批判のゆくえ
 三 教育思想から社会思想へ

終章付論 ガート・ビースタとためらいの消失

補論一 批判の後に何が来るのか
 はじめに――「二流の哲学」を超えて
 一 実践の主導より真理の究明を――教育哲学会から近代批判へ
 二 近代教育学批判――一九九〇年代の転回
 三 批判の効力――理論/実践の二元論を超えて
ほか

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