内容説明
翼の形の痣をもった少年は、皇帝に福をもたらす「福神」として仕えるはずだった――。圧倒的な容姿と美声で「歌い手」として隋の皇帝・楊広に仕える翼だったが、楊広と彼の周囲で次々と異変が起きていく。仕え始めた当初は「暴君」である楊広を憎み、密かに陥れようと画策していた翼だったが、彼の本当の姿、皇帝としての思いを知り……。皇帝のまわりで起きる異変の原因とは? そして、隋が滅んだ理由とは? 「暴君×美少年」を描いた中華エンタメ小説の傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
りらこ
23
随といえば、聖徳太子からのお手紙失礼すぎない!と怒った煬帝というイメージのみからのこの本。ナニコレ面白い!翼星という考え方。身体に翼の痣のある少年。国を亡ぼす存在なのか、それとも。少年自身の思惑と成長、周りの思惑と奸計が入り混じる。世の中を治める皇帝の視野は凡人には計り知れないのか。煬帝の最期を知りながら読み進めると辛くなりつつ、唐の時代に入ってからのシーンがちょっと好き。この作家さんの描き方が好きなのかも。また読みたい。2026/06/21
keisuke
4
ネットギャリー。煬帝は如何にして煬帝になったのか。今まで何人か隋の小説読んだことあるから何となくは分かって、でも新鮮な物語だった。後に煬帝と呼ばれる皇帝の側に仕えたある少年から見た話。この物語では明らかに名君なのに。何かかけ違えると上手くいかないのと、死後どう呼ばれるかはやはり勝者次第。でも隋の前の陳の最後の皇帝も煬帝と諡号されていたとは知らなかった。2026/06/10




