内容説明
「神が監視カメラのようなものなら、逆に監視カメラは神のようなものと考えることができる」
異なる文化で、なぜ似たような神が信仰されているのか? 神の誕生が農耕革命を可能にした? 推し活や陰謀論はどこまで宗教か?従来の宗教学では答えの出せなかった巨大な問いに、認知科学や進化論の見地から迫る! 日本宗教学会賞受賞の気鋭による初の新書
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
とも
21
宗教認知科学の一冊。一見非合理な宗教的儀式や行動の意味を、科学的な目線で紐解いていく。推し活やオンラインサロンは宗教なのかという問いも。 随所にハッとさせられる指摘が光る。公平性の裏返しとしての魔女狩り。認知的不協和と確証バイアスで読み解く、陰謀論という名の宗教など。 「神は監視カメラのようなもの。ならば逆に、監視カメラは神のようなものと言える」というのは面白い。 信仰の厚い人がこの本を読むとどう感じるのか、ちょっと興味を惹かれるところ。2026/07/05
さとうしん
12
宗教認知学から見る神、神話、宗教、儀礼など。ミッキーマウスはなぜ神にならないのか、あるいはコストがかかるお祭りをなぜ行うのかといったような問題設定、陰謀論や推し活の宗教性、神は監視カメラのような存在である、言語能力は神話を語るために獲得された、宗教は農耕や定住よりも先に生まれたかもしれないといった指摘が面白い。2026/07/02
おだまん
11
宗教認知科学という新しい分野。パレイドリアという身近な錯覚から導入し、生物学的、社会学的、様々な方面からの人が神を作り出したわけについての解説。アマビエ懐かしい。陰謀論や推しなど、朝井リョウさんのイン・ザ・メガチャーチの副読本になっていたような。監視、という側面で無宗教といわれる日本だからこそ、推し文化が発展しているんじゃないだろうか。こうしてみると人間はやっぱり社会的な動物なんだなぁと思います。 2026/07/06
NorthVillageHRE
3
「最小反直感性理論」の話が面白かった。少し直感とズレてるモノが印象に残りやすいよ、みたいな。2026/06/27
dokuni_san
1
宗教認知科学からどんな仕組み、理屈で人の脳が神(やその他のもの)を生み出すのかを説明。宗教の誕生する条件などを深掘っていてなかなか刺激的。特に陰謀論の発生するメカニズムや呪いの作り方などは興味深かった。途中で止まってるニューバーグの本も先に進めなくては。2026/07/04




