ハヤカワ新書<br> 神を生み出す脳 「宗教認知科学」入門

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ハヤカワ新書
神を生み出す脳 「宗教認知科学」入門

  • 著者名:藤井修平【著】
  • 価格 ¥1,276(本体¥1,160)
  • 早川書房(2026/06発売)
  • 澄みわたる秋空!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~11/8)
  • ポイント 330pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784153400597

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内容説明

「神が監視カメラのようなものなら、逆に監視カメラは神のようなものと考えることができる」

異なる文化で、なぜ似たような神が信仰されているのか? 神の誕生が農耕革命を可能にした? 推し活や陰謀論はどこまで宗教か?従来の宗教学では答えの出せなかった巨大な問いに、認知科学や進化論の見地から迫る! 日本宗教学会賞受賞の気鋭による初の新書

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

137
人は見たいものを見て信じたいものを信じる。そこで神の存在を感知した者が宗教を創り、信仰を獲得するプロセスを研究するのが宗教認知科学だとすれば、なぜ神を生み神を信じるのかという人間心理の最も不可解かつ非合理な領域を考える学問といえる。結局、人は心の安寧と優越感を求める生き物であり、その感情を満たして「あなたは正しい」と認めてほしいのだ。人類は様々な宗教を生み出してきたが、そこに飽き足らなければ疑似科学やカルトや陰謀論など神以外の信仰対象にも走る。今、無宗教な日本人は推し活という新たな宗教を生み出しつつある。2026/09/06

trazom

97
宗教認知科学というから「人間の脳や認知の仕組みから宗教を分析するもの」かと期待したが、実態は、「神は人間の認知バイアスによって生み出されたもの」と説明する手法らしい。そもそも、陰謀論や推し活やスピリチュアルのようなものを宗教と同じレベルで捉え、「なぜミッキーマウスは神にならないのか」などという問いを発する著者は、「宗教」を――特に「信仰」というものを、一体何と思っているのだろう。こんな論考を「科学」と言うなら、ドーキンス博士のように「神は妄想である」として宗教を否定してくれた方が、よほど清々しい。2026/10/01

とも

22
宗教認知科学の一冊。一見非合理な宗教的儀式や行動の意味を、科学的な目線で紐解いていく。推し活やオンラインサロンは宗教なのかという問いも。 随所にハッとさせられる指摘が光る。公平性の裏返しとしての魔女狩り。認知的不協和と確証バイアスで読み解く、陰謀論という名の宗教など。 「神は監視カメラのようなもの。ならば逆に、監視カメラは神のようなものと言える」というのは面白い。 信仰の厚い人がこの本を読むとどう感じるのか、ちょっと興味を惹かれるところ。2026/07/05

ta_chanko

15
人間の本能(認知メカニズム)に、神や宗教を生み出す本能が備わっている。自然物などに人の顔を見出すパレイドリア、動植物や無生物に対する擬人化、超自然的なものや現象対する畏怖の念。それらを物語(神話)化し、儀式や組織をつくり、現実感な信仰を創り出していく。ダンバー数(150人)を超える人々を束ねるためにも、内省的な監視カメラによって道徳心や倫理観を守るためにも、神や宗教の存在が必要だった。2026/09/19

さとうしん

14
宗教認知学から見る神、神話、宗教、儀礼など。ミッキーマウスはなぜ神にならないのか、あるいはコストがかかるお祭りをなぜ行うのかといったような問題設定、陰謀論や推し活の宗教性、神は監視カメラのような存在である、言語能力は神話を語るために獲得された、宗教は農耕や定住よりも先に生まれたかもしれないといった指摘が面白い。2026/07/02

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