新潮文庫<br> 不連続殺人事件(新潮文庫)

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新潮文庫
不連続殺人事件(新潮文庫)

  • 著者名:坂口安吾【著】
  • 価格 ¥572(本体¥520)
  • 新潮社(2026/06発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101024035

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内容説明

探偵小説を愛し、戦争中は仲間と犯人当てゲームに興じた安吾。本作は著者初の本格探偵小説にして、日本ミステリ史に輝く名作である。その独創的なトリックは、江戸川乱歩ら専門作家をも驚嘆せしめた。山奥の洋館で起こる殺人事件。乱倫と狂態の中に残された「心理の足跡」を見抜き、あなたは犯人を推理できるか? 自らの原稿料を賭けた「読者への挑戦状」を網羅。感涙の短篇「アンゴウ」特別収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ムッネニーク

136
2冊目『不連続殺人事件』(坂口安吾 著、2018年9月、新潮社) 1947年から48年にかけて雑誌「日本小説」に掲載された、名作と名高いミステリーの古典。ストーリーテリングよりも犯人当てゲームとしての側面を強く押し出した一作。犯人と殺害方法をピタリと当てた読者に、著者自らが実費で賞金をプレゼントするという趣向には、豪放磊落な安吾らしさを感じずにはいられない。 同時収録されている短編「アンゴウ」は、感涙必至の超名作。 「十八カラットのダイヤかなんか差上げたいが、ないからダメです。」2022/01/21

ちーたん

79
★★★☆☆昭和23年雑誌に連載され、読者への挑戦状として著者から実際に懸賞金が支払われた作品!時代背景&30人以上越す登場人物の多さに挫折しそうでしたがなんとか読了。お金持ちの家に集められた男女。過去誰それの元妻だとか元愛人だとかと人物相関図の矢印があっちこっち向いた色情濃い面々。脅迫状、招かれざる客と不穏な気配漂わせ起こる殺人事件。バッタバッタ殺される!推理するのは早い段階で諦めてたけどある1幕で怪しいと閃き見事目を付けた所が正解だった♪でもこの本の最大の魅力は犯人心理で導く真相!非常に巧みで唸った!2019/10/02

つねじろう

75
この歳になると読んだ気になってて実は読んでなかったって本が出て来る。そんな一冊。で読んでみるとびっくり夢中になった。純文学作家と侮ってはいけない流石の無頼派坂口安吾。その展開とロジックの組み立てや伏線や伏線を埋め込みやすい舞台装置などとっても本格的。かの乱歩先生から評価されただけあります。何と言っても読者に犯人当て懸賞クイズにして実況中継風にもしてしまう遊び心満点。登場人物達もその時代の雰囲気に相応しくスノッブでプチブル的。トリックというか動機も含めて整合性は高く破綻も無い。評判通り一級の推理小説です。2018/10/12

Wan-Nyans

50
★4.5面白かった!文学界の巨人であり推理小説マニアでもある安吾からの挑戦状。安吾の考える探偵小説とは”知的な謎解きゲーム”であり純粋に犯人当てを楽しむもの。なので文章は読みやすくカタカナを多用、人間の深層は理解できず文学は書けない半人前の巨勢博士が見事に推理。メンミツに、且つタンネンに複雑な人間関係が構築され、屋敷に集められた文学者やら画家やらは誰もが性格が破綻していてアヤシイことこの上ない。密室トリックではなくストーリートリック。消去法すら通じず、最早「分かるかい!」と叫ぶばかり。完敗です(^^;2020/07/12

yukaring

43
純文学の作家、坂口安吾の初の探偵小説。安吾からの『読者への挑戦状』入りで、なんと真相を当てた人には原稿料をあげるという大盤振る舞い。山奥の館に文学者たちが集い、繰り広げられる狂態やらんきち騒ぎ。その中で次々と7人の人間が殺されるが、もともと滞在者の人数が多すぎて、誰か死ぬ度に巻頭の人物紹介に戻って確認するのが大変だった😅全体的に客や警察も交えたドタバタ騒ぎが少しやりすぎで、妙な軽さも少し苦手だったかな。それでも独創的なトリックと意外な犯人にはビックリ。真相をピタリと当てた人が4人もいたというのはすごい。2022/04/07

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