内容説明
私の歌の雑霊たちは、私が意識していなかったテーマを嗅ぎつけ、シナプスを触れ合わせて詩的フェロモンを分泌していた。私はそれにいつのまにか触発されて歌を詠んでいたのかもしれない。(「解題 雑霊のシナプス」より)
【収録短歌より】
空という股間より「フォー、イグザンポー」とつぶやきながら生まれ落ちる
公園に見たことのないすべり台がある ベンダに問い合わせてください
絵にかいた餅でなくこれは餅にかいた未来 みんなでこれから食べる
探偵は泳いだ 全ての橋をくぐった あっちの輪廻もおもちゃだった
ふたたび と言えばはばたく気配する 古代の福耳未来の福耳
目次
星空のシナプス
星空のシナプス
願いましては
秋は遺影
七月の雑霊
だじゃれいん
だじゃれいん
あけました
ゆるれいん
エア短歌エア鑑賞エア歌合
未来の福耳
覗き箱
ベンダに問い合わせてください
鍛えよ臍筋
青い他人
とんとんとんふるさとですか
探偵
未来の福耳
解題 雑霊のシナプス
あとがき こっちの星空
栞:石川美南「愛の負け戦」/土井礼一郎「雑霊という霊はない?」



