内容説明
人前に出ると気後れする、うまく話ができない、声や体が震える、相手の顔が見られない、顔が赤くなる……神経質症の中でもっとも数が多いといわれる対人恐怖。
森田療法の創始者本人がその原因をわかりやすく解説し、症状を克服する方法を具体的に教えます。
目次
はしがき
1 対人恐怖症(または赤面恐怖症)とその治し方
2 赤面恐怖の治験例
3 治りにくくとも、つまりは治る赤面恐怖
4 思いがけなく完全に治った重症の対人恐怖
5 対人恐怖で治癒困難なものの例
6 ある女に対して恥かしい男(対人恐怖)の診察
7 エロ行為の自責苦悶
8 対人恐怖の診察
9 腋臭恐怖患者の日記
10 対人恐怖入院患者の日記から
11 涜神恐怖と赤面恐怖=通信治療の例
附録
解説
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Asakura Arata
2
最初の治験例は、のちに森田療法家と精神分析家との論争となったケース。精神分析家が森田の逆転移を指摘したのに対して、森田療法家側は、逆転移などそもそも存在しないのだ、と全く議論がかみ合わなかったらしい。当然のことである。森田療法は、そもそも精神分析における「近代的自我」の存在を前提にしていないので。 2番目のケースは、現在であれば、「発達の特性」がひょっとしてあるのでは?と思われるくらい自己中心的である。このような不安状態になる前の様子はどうだったのか知りたいところだ。2015/11/04




