内容説明
2025年、クマによる人身被害は過去最悪を記録し、「今年の漢字」には「熊」が選ばれた。連日の危機感を煽る報道に社会が怯える中、問われているのは「ただの駆除」ではなく「人間とクマの共存の道」である。本書は、クマが人里へ現れるようになった背景にある、過疎化や環境変化といった複雑な事情を解き明かし、生態系の頂点であるクマと人間がどう向き合い、いかにして安全を守るべきか。日本が直面するこの緊急課題に対し、現実的な共生への指針を提示する。巻末にクマと向き合うための実践的な対策ガイドを収録。
※一部コンテンツが収録されていない場合があります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kawa
35
熊はいないとされていた里山にある友人隣宅に熊が出没。他人事でなく、図書館新刊コーナーでこちらを借りてのお勉強タイム。熊の今年の人的被害は、史上最高と言われた前年を半年で超え、出没数も、5年で3.9倍の昨年から、今年は7~8倍になるかもの勢い。日本ほど、人間とクマが密集して暮らしている国はないらしい。被害急増の原因は、「山間の餌になるドングリ類の凶作」→「里山の荒廃で放棄された柿や栗が餌に」→「生活圏に熊が接近」→「警戒心より好奇心が優る人間を怖れないニュータイプのアーバン・ベアの登場」なのだそうだ。 2026/07/05
海星梨
4
KU。なんか近くに出たらしいので。これ最後のハンドブック、コピーして使いたいんだけどKUユーザーがそれやっていいか迷う。次近くに出て緊急性が高まったら使わしてもらうかも。サラッと現状から文化から被害の歴史から現状から対策まで。四国では絶滅しそうとか、四国の人は怖がらなくていいわけで正しい知識で正しく怖がるの大事だよな。やっぱり里山なくなってる問題が大きいんだなー。もっと具体的な対策の過程とか知りたいけど、まだ本として出版されてない気がする。2026/07/11
こだっく
3
クマの生態を簡潔に捉えて解説されており大変勉強になった。カラーの写真付きで誰でも気軽に読める本になっていると思う。千葉県にクマがいない理由がおもしろい。欲を言えば、タイトルが「変わる森」なので、年によってドングリが凶作になる理由があれば知りたかった。明らかにドングリの凶作とクマの出没には相関があるので。2026/07/13
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