内容説明
「大尉殿は戦死されました」兵站総監部から戦場へ派遣されたレフノール中尉は部下の第一声に困惑する。副官も戦死、物資は大半焼けてしまった。とりあえず損害を確認するが、そこで大尉の不祥事を見つけてしまう――
感想・レビュー
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よっち
24
兵站総監部から戦場へ派遣され、到着して早々に隊長たちの戦死を知ったレフノール中尉。困惑しながらも次々と降りかかる難題を解決するために奔走する兵站ファンタジー。焼かれてしまった輜重品。前任者のいない引き継ぎ。不祥事まで見つけた状況をどうにかするために奔走した彼が直面するカウニッツ大佐の無謀な作戦。どうすれば実現するのか可能性と手段を見極めながら使えるものをフル活用して、ギリギリの状況を乗り切った彼の判断力と采配が際立っていて、部下に認められ慕われるものの当分は休めそうもない彼のこれからの活躍が楽しみですね。2026/05/31
サキイカスルメ
11
この上司がすごい!!現場を全力で回しながら部下のフォローもしてくれるレフノールさん、理想の上司では!中央から派遣された前線で、そこの部署のトップとナンバーツーが揃って戦死してました、から始まる兵站将校のお仕事なファンタジー。面白い!!有能なおじさんが周りに助けられながら、お仕事していくのがずっと面白いんですよ!仕事内容的には、派手ではない(レフノールさん以外の人が派手にやらかしはする)けれど、仕事人の奮闘と彼の人柄や仕事をしっかりと評価してくれる人たちとの交流が楽しかった。2026/06/05
真白優樹
9
陸軍兵站総監部から戦場に派遣された中尉の男が、現地責任者の死により指揮を押し付けられ始まる物語。―――休みたくとも休めない、上と下の間で指示を果たす為に。 兵站担当者として、引き継ぎなし、横領証拠ありの状態から上官の無茶な命令に溜息をつきながら頑張る物語であり、軽口で己を奮い立たせつつも出来る事を頑張る、いぶし銀な活躍が光っている物語である。傷つき部下を死なせながらも成し遂げた戦果、それは皮肉にも昇進を招き。果たして休めぬ男は、これから休める時が来るのだろうか。 次巻も勿論楽しみである。2026/06/07
MoriTomo
6
悲惨な戦況の中で、兵站を担う主人公が数々の問題に立ち向かうファンタジーで、過酷な状況の中でも仲間たちと協力しながら奮闘する姿が印象的でした。 兵站という軍を支える重要な役割ならではの苦労や気遣い、積み重なる負担に疲弊していく精神描写には思わず共感させられます。 現代の中間管理職を思わせる立場ながら、人材を活かす手腕や状況に応じて仲間を頼る柔軟な判断力も魅力的でした。登場人物は多いものの、キャラクター紹介や地図のおかげで状況を把握しやすく、重厚な世界観に没入しながら楽しめる作品でした。2026/06/06
夜市よい
5
◇将官が全員戦死していた部隊に着任した主人公が下士官からの信頼を得て部隊を立て直すところから一つずつ奮闘した第一巻。Web版から巻末に2章分の追加短編と加筆描写有り ◇上からの無理難題な方針を実現可能な道筋に落とし込む中間管理職の有能さが腑に落ちる主人公で、そして自分の力を及ばないところは部下にも力を貸してくれと素直に弱さを見せている所に人間的な魅力を感じる。対照的によくこれまで後ろから誤射されてこなかったカウニッツさんの家柄バリアと運の良さが引き立つ ◇挿絵も欲しい場所に見たい内容の色々なキャラが見れた2026/05/30




