転勤の社会学 - ジェンダー・家族から問う日本的雇用システム

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転勤の社会学 - ジェンダー・家族から問う日本的雇用システム

  • 著者名:藤野敦子
  • 価格 ¥4,400(本体¥4,000)
  • 勁草書房(2026/06発売)
  • ポイント 40pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784326603909

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内容説明

日本的雇用システムのもと、男性にジェンダー化され、性別役割分業を強化してきた組織命令型の転勤。著者自身の帯同経験を起点に、歴史・理論とアンケート・インタビューによる分析を総合し、子育て・若年世代の葛藤とシステムの揺らぎを描き出すとともに、持続可能な社会に資するこれからの働き方と両立支援のあり方を展望する。

目次

まえがき

第I部 日本の転勤をどう捉えるか

第1章 日本の転勤――実態・歴史・課題
 1 はじめに
 2 歴史にみる日本の転勤
 3 転勤はなぜ問われなかったか――歴史を通して見えてきた課題

第2章 転勤の再生産領域への影響はどう論じられてきたか
 1 はじめに――先行研究は限定的、諸外国との比較も
 2 転勤が出生意欲などに及ぼす影響
 3 夫の転勤や単身赴任(カップルの非同居)が妻の心理状況へ及ぼす影響
 4 育児の不安や孤独が出生意欲などに及ぼす影響
 5 カップルの非同居がカップルの関係性に及ぼす影響

第3章 日本の転勤は雇用者の再生産領域に何をもたらしたか――「理論」で考える
 1 はじめに
 2 1990年代から現代までの転勤は再生産領域に何をもたらしたか
 3 本書の分析で何を検証するか

第4章 日本の転勤をどう分析するか
 1 はじめに
 2 データ

第II部 子育て世代の転勤を検証する

第5章 夫の転勤は再生産領域の活動に何をもたらすか――量的分析から
 1 はじめに――第II部の概要
 2 夫に転勤経験がある妻の特徴
 3 夫の転勤経験が妻の育児孤独感と希望子ども数に及ぼす影響
 4 夫の転勤、特に単身赴任が夫婦の関係性に及ぼす影響
 5 本章のまとめ

第6章 子育て世代にとっての転勤とは――質的分析から
 1 はじめに
 2 調査の方法――イン・デプスインタビューによるライフコースの把握
 3 インタビュー協力者の特徴
 4 「語り」による量的分析の再検討
 5 「語り」から見えてきた子育て世代の転勤
 6 本章のまとめ

第7章 フランスの行き来するカップル――フランス人女性2人の語りから
 1 はじめに
 2 調査の方法
 3 インタビュー協力者の特徴
 4 フランスの行き来するカップルの姿
 5 本章のまとめ

第III部 若年世代の転勤を検証する

第8章 転勤を伴う働き方は若年世代に何をもたらすか――量的分析から
 1 はじめに――第III部の概要
 2 若年世代における正規雇用・男女の特徴
 3 若年世代の転勤を伴う働き方の家族形成意欲(出生意欲)への影響
 4 本章のまとめ

第9章 若年世代にとっての転勤とは――質的分析から
 1 はじめに
 2 調査の方法
 3 インタビュー協力者の特徴
 4 「語り」による量的分析の再検討
 5 「語り」から見えてきた若年世代の転勤
 6 本章のまとめ

第IV部 これからの日本の転勤を語る

第10章 日本の転勤について何が明らかになったか
 1 本書の分析からわかったこと
 2 新たな秩序への転換

第11章 ジェンダー・家族の視点からの提言
 1 これまでの政策とその課題
 2 新しい秩序に向かって
 3 おわりに

あとがき
参考文献
索引

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