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内容説明
1959年から25年間にわたって行なわれた在日朝鮮人の「北朝鮮帰国事業」で、日本国籍者約6800人を含む9万3340人が日本から北朝鮮に渡った。“地上の楽園”という宣伝に望みを抱き、建国間もない“祖国”へ渡った人々を待っていたのはどんな暮らしだったのか。90年代に北朝鮮が国家的破局に至るまで、民衆レベルで何が起きていたのか。どうやって修羅場を生き抜いたのか。本書は、脱北した帰国者50人への聞き取りから構成。労働・衣食住・教育の実情、厳しい統制と監視・密告、政治犯収容所での体験、在日マネーと日本文化の流入、大飢饉から脱北へ至る過程など、「北朝鮮の生活史」が初めて詳細に語られる。
目次
はじめに
プロローグ ある在日一家の写真記録
第1章 10人の帰国前史
第2章 清津ショック――失意で始まった祖国での暮らし
第3章 北朝鮮社会へ組み込まれた帰国者たち
第4章 帰国者コミュニティの形成と最初の粛清
第5章 朝鮮人を愛した日本人妻たち
第6章 監視・密告、政治犯収容所
第7章 70年代帰国者「サイキンカエリ」
第8章 回復した日本との絆
第9章 「苦行の行軍」90年代の大飢饉と社会混乱
第10章 帰国者たちのその後
エピローグ 残された在日家族の苦悩
おわりに
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
MICKE
5
理想と現実。これは現在進行形である。2026/05/26
ポポロ
4
あんな国がある原因の一端は日本にあるしまた日本人が在日をそこに追い立てたことも確かなので安易な感想は述べるべきでないだろう。現在まで生きて脱北して取材に応じられた彼らは帰国者のなかでも恵まれていたほうだろうがそれでもひどい。90年代の苦境は想像を絶する。帰国してよかったことはひとつもなかったの証言が重い。北朝鮮社会で帰国者の存在はどんなものだったのか。影響力は小さいものだったのではないかと思っていたが人数もあり情報だけでなく外貨を持ち込み国の骨幹を揺るがすような悪い意味で影響のある存在だったことがわかった2026/05/28




