角川書店単行本<br> ざんどぅまの影【電子特典「手書きメッセージ」付き】

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角川書店単行本
ざんどぅまの影【電子特典「手書きメッセージ」付き】

  • 著者名:澤村伊智【著者】
  • 価格 ¥2,145(本体¥1,950)
  • KADOKAWA(2026/05発売)
  • ポイント 19pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784048116800

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内容説明

1981年、神奈川県Q区。沖縄からの移住者が暮らす街で新生活を始めた篤は、ある夜、「びしゃっ」という水の音と共に、全身ずぶ濡れの人影を目撃する。その日を境に、Q区の住民が次々と“自宅で海水に溺れ死ぬ”という異様な死を遂げていく。街が疑心暗鬼に包まれ、自警団が結成される中、篤は“おばぁ”と呼ばれる比嘉勝子のもとを訪ねる――。

【電子特典】
手書きメッセージ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

アーちゃん

38
初出「怪と幽」vol.021(2025年12月)第一章、他書下ろし。2020年1月~2021年11月にかけ比嘉琴子に「口寄せ」を通して佐久間篤が語る神奈川県P市Q区の1981年。沖縄からの移住者が多い街に流れ着き、仕事と居場所を得た篤に近づく全身ずぶぬれの人影。水のない場所で磯の臭いを放ちながら街の住民が次々に溺死する事件がおきる。「ざんどぅま」の仕業だと自警団を作る篤たちと、”おばぁ”と呼ばれるユタの比嘉勝子。シリーズビギニングの今回、集団心理による”差別”が化け物より恐ろしかった。2026/05/27

備忘録

32
比嘉姉妹シリーズ 今回は琴子の身体を借りて語られた過去の物語 個人的にはこれまで以上に好き ざんどぅまに怯え暴走する自警団と追い詰められ同調するか決断を迫られる主人公とか、怪物が暴れまわるよりも現実的で怖い 勝子のキャラクターもとても良かった 叙述トリック的部分は事件解決に必要ではあったけど、少し余計な感じはした2026/05/19

猫ぴょん

30
ホラーとしてのバケモノの怖さより人間が怖いんだよねー💦後から実は〜の部分もいつもの澤村伊智パターン。 ただ今回は分かる人は分かってしまうので、ちと物足りないかな。 比嘉姉妹のビギニングとしては良き。 来週発売の短編集も過去作なんだよねー。 楽しみ✨✨ でもやっぱり今を闘っている琴子たちの続きが読みたいんだよー💦2026/05/21

君塚

22
久しぶりの比嘉姉妹シリーズ、長編。たまんねえわ。得体のしれない怪異・現象に、人間の醜悪な部分を重ねて構築されるホラーの切れ味がすごい。最悪なその現象の生々しい怖さがありつつ、本当の恐怖は中盤以降で描かれるものなんだろう。脅威に立ち向かうための連帯も、交わされる親しげな言葉も容赦なく相対化される。1981年という時代を舞台としながら、そこで描かれているものは現代にまで続き、読者を取り込みかねない恐ろしさがある。現代的なホラーであって、我々のホラーだった。2026/05/19

ケセラセラ

8
読了。あくまでも怪異をメインとしていながらも、人間の嫌なところというか嫌なところを抽出するのが上手い。本作はそのスタイルも特徴的で、かつ最後に効いてくるところに唸った。まさに帰マンのあのエピソードで感じた残忍さと理不尽さと僅かな救いがあった2026/05/23

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