創元海外SF叢書<br> カイロの死せる精霊

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創元海外SF叢書
カイロの死せる精霊

  • ISBN:9784488014711

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内容説明

19世紀後半、ジン(精霊)の世界の扉が開かれ、世界は一変。魔法と科学の融合により急速な発展を遂げたエジプトの世界都市カイロで、錬金術・魔術・超自然的存在省の敏腕女性エージェント・ファトマが難事件に立ち向かう……ファトマと恋人の女性シティの出会いを描く前日譚の表題作など3編を収録。ネビュラ賞、ローカス賞など4冠&『SFが読みたい!』ベストSF2024海外篇第1位に輝いた『精霊を統べる者』シリーズ最新刊!/【目次】カイロの死せる精霊(ジン)/ハーン・アル=ハリーリの天使/空中ケーブル〇一五号憑依事件/解説=勝山海百合

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

本の蟲

20
40年前、一人の魔術師によって神秘が復活した世界。魔術・錬金術によって急速に発展したエジプトを舞台にしたオカルトスチームパンク短編集。前作「精霊を統べる者」主人公と恋人の出会いを描いた表題作。他、市民権を持ち、カイロを闊歩する精霊とは一線を画す正体不明の存在〝天使”に救いを求める少女の話。錬金術・魔術・超自然的存在省エースである前作主人公に複雑な思いを抱く同僚捜査官の活躍の3編収録。なんといっても世界観が魅力的。今後も色々な立場の人間、歴史、出来事を長編短編問わず、どしどし書いて欲しい2026/06/24

アカツキ

15
精霊を統べる者2作目、同一世界観の短編集。魔法省エージェントのファトマと恋人シティが出会うきっかけになった事件、天使と取引する少女、ファトマの同期エージェント・ハメドが新人エージェントとともに事件を解決する話の三本立て。他にない独特の世界観は掴みにくいけれど、そのカオスさが好き。ファトマの話を読みたかったので一作品しかなかったのは肩透かしだったが、ハメドの話が面白くて良かった。このコンビでまた物語を書いてほしいな。2026/07/18

クレイン

15
この人の描く世界観は独特で好き。機械仕掛けの天使やジンという存在は圧倒的な存在であり、謎である。この存在が世界にどう寄与するかが毎回のお話の興味ではある。この世界観の続編もどんどん読んでいきたい。2026/07/05

おだまん

10
精霊を統べる者、前日譚の短編3編。分量の多い前作と比べてさらっと読めます。こちらの方が先ということもあり、前書き的な流れになっているので、単独でも楽しめるけれど、あちこちで繋がるのでやはりセットで読むのがよき。世界観を存分に楽しみました。2026/07/01

しゅー

7
★★★『精霊を統べる者』の文庫化でテンション上がっていたら前日譚の短編集出た!表題作はエージェント・ファトマとシティの出会いを描く。精霊(ジン)の怪死からとんでもない陰謀が暴かれ、短編ながら満足感あり。『ハーン・アル=ハリーリの天使』は本編とのリンク弱め。少女と「天使」の対話が緊迫感あふれ、普通にアンソロジーとかに採用されそうな佳品。それにしてもこの作品群の「天使」は独特な造形で存在感抜群。私のお気に入りは、ファトマの同僚たちが主人公の『空中ケーブル〇一五号憑依事件』。この2人でもっと短編書いてほしいな。2026/07/17

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