内容説明
格差から希望をえぐり出す満身創痍エッセイ!
「この世には、無数の格差がある。
生まれた瞬間から、いや、生まれる前から。
そして、死ぬその時まで。いや、死んでからも格差はある」(まえがきより)
経済格差、教育格差、見た目格差、体験格差、体力格差、情報格差、所属格差、子持ち格差・・・・・・
持つものと持たざるもの。強者と弱者。天上人と地底人。
「ないものにされる痛み」の可視化をモットーに、
社会問題からエンタメまで発信する
地方貧困家庭出身のヒオカ氏、4冊目の著書。
著者は大学に進学し、社会に出て様々な世界を“越境”する中で、
世界には持つものと持たざるもの、強者と弱者がいると知る。
地上を見上げる自分はまるで地底人、そして対極にいるのは、天界に住む(ように見える)天上人たち。
著者は子ども時代の「毎日が臨戦モード」の日々から解放されたはずなのに、
今、病院で「深呼吸して」と言われても、できないという。
選べない生い立ちで一生モノの後遺症が残り、
経済的不安が思考を支配する世の中でも、
著者は自分を生きなおし、社会に風穴を開けるのを諦めない。
敷き詰められたあらゆる格差をひとつひとつ取り出し、見つめ、
そこから希望をえぐり出すーー満身創痍エッセイ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
hiroy
4
初読み作者さん。随分と貧困家庭のご出身だそうで世間とのギャップや格差に敏感になったそうだ。部活や塾や習い事なし、旅行は学校行事以外なしという感じ。さすがにその辺の雑草を煮て食べるとかのレベルではないにしても普通以下なのかなという地底人。仰ぎ見る天上人の過去の生活や現在の習慣、常識が珍しくてビックリしている。偉いのは嫉妬ゼロ。あまりに差が大きいと嫉妬すら起こらないが、多分自分を客観視する癖がついてて冷静に現象として面白がっている。幼少期からの生活が元で体力が虚弱なのが心配だが非常に有能。ぜひ頑張ってほしい。2026/06/08
Nora
2
著者は地方の貧困家庭から大学進学をした。もうこれだけですごいわけよ。やはり高校から大学への道しるべを示してもらえた環境(大学進学前提の高校)だとこんなにも世界が広がるんだね。しかし勉強の環境って本当に大事。田舎だと図書館まで遠いししかも席がない。家庭環境が最悪だと邪魔が入るしなんなら勉強していることを茶化される。そんなに頭よくないじゃんと成績表も見たことないのに言われる。著者のヒオカさん、この本を書いてくださってありがとうございました。文字数多くて最高すぎました。2026/06/01
M Y
1
貧困問題の書き手が、1995生まれの衝撃。なくならない重たい問題です。2026/05/04
ayamican
0
書店で表紙とタイトルに目を引かれて購入。 あらゆる思想や立場、バッググラウンドの人々と付き合うことは大切だと思った。2026/05/27




