内容説明
天才も時代の波に翻弄されていた!? 18世紀ヨーロッパの政治・社会・文化状況に光をあて、モーツァルトが生きた舞台=時代背景を鮮やかに照らし出す。逸話や伝説も検証。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
パトラッシュ
130
欧州を巡業した幼少期から支配階層との確執、各地での就職失敗と謎めいた死まで、モーツァルトの波乱万丈な生涯は有名だ。音楽の天才にふさわしくない悲劇の一生とも称されるが、その生き方を選んだ理由は当時の政治的社会的情勢にあるのは間違いない。啓蒙主義君主制が広まったからこそ演奏旅行で渡り歩けたし、ハプスブルク宮廷は彼を報酬面で厚遇しており、生活の窮乏は対トルコ戦争の戦況悪化だとは従来の伝記には出てこない話だ。また急死は多忙による過労死であり、映画『アマデウス』で描かれた陰謀とは無縁とする考察は頷ける説得力を持つ。2026/04/08
takao
2
ふむ2026/05/14




