内容説明
関節・脊椎疾患,スポーツ損傷から骨粗鬆症やがんの骨転移まで.整形外科は,日々の暮らしを営むための基盤を支える最も身近な医療だ.日本での誕生から一二〇年.各分野を牽引する専門医たちが,最新の知恵を結集.一人ひとりが自分らしく穏やかな毎日を送り続けるために,今知っておくべき骨と関節の〈予報図〉.
目次
はじめに──整形外科とは何か?(田中栄)
この本に関連する図
1 脊椎と脊髄(名古屋大学 今釜史郎)
2 肩の関節(滋賀医科大学 今井晋二/東京大学 田中栄)
3 手と手指の関節(北海道大学病院 本宮真/北海道大学 岩崎倫政)
4 股関節(九州大学 中島康晴)
《コラム》 コホート研究が導く骨と関節の予報図(東京大学医学部附属病院22世紀医療センター 吉村典子)
5 膝の関節(島根大学 内尾祐司)
6 足と足趾の関節(自治医科大学 松本卓巳)
7 スポーツ外傷とスポーツ障害(弘前大学 石橋恭之)
8 炎症性疾患(埼玉医科大学 門野夕峰)
9 こども、大人、高齢者の骨折(帝京大学 渡部欣忍)
10 骨粗鬆症(東京大学 田中栄)
《コラム》 骨粗鬆症マネージャーが伝えたい、骨のこと(かわさき整形外科・リウマチクリニック 林綾野)
11 ロコモティブシンドローム(NTT東日本関東病院 大江隆史)
12 こどもの整形外科(東京大学医学部附属病院 岡田慶太)
13 「がん」と整形外科(帝京大学 河野博隆)
結びに代えて──みんなに笑顔を(田中栄)
主要参考文献
執筆者一覧
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ナミのママ
34
「脊椎と脊髄」「肩の関節」「手と手指の関節」「股関節」「膝の関節」「足と足趾の関節」「スポーツ外傷とスポーツ障害」「炎症性疾患」「こども、大人、高齢者の骨折」「骨粗鬆症」「ロコモティブシンドローム」「こどもの整形外科」「「がん」と整形外科」13章をそれぞれ専門医が執筆。わかりやすい説明と現在の治療法が書かれている。コンパクトな1冊なので、症状のある人が1項目だけ見たら物足りないかもしれない。全体的にまとまっているので知識を入れるには最適かな。(ブックカフェ)2026/04/24
とも
22
整形外科医が身体各部と病気について簡単に解説してい本。腰、肩、膝などなど。高齢になってからの大腿骨あたりの骨折について書いてあることが怖い。女性の5人に1人が大腿骨近位部骨折を経験、元のように歩けるのは2人に1人、1年以内に10人に1人が亡くなる、10人に1人は反対側も骨折する、と。ちゃんと備えよっと。2026/05/19
お抹茶
3
領域ごとに,よくある症状や対処例を簡潔に記す。骨粗鬆症による脊椎圧迫骨折は老化だからと諦めず,ドミノ骨折を防ぐためにも適切な治療と予防で進行を防ぎ,生活の質を守る。体の要といえる股関節は人工股関節置換術を受けることで痛みがなくなり,自分の足で歩けるようになる。特に高齢者に深刻な影響を及ぼすのが大腿骨近位部骨折で,骨折してから一割は死亡し,手術後も完全に歩行能力を取り戻せるのは半分。開眼片脚立ち,スクワットを5~6回×1日3回がおすすめ。がんの骨転移は,多職種が連携し,整形外科医の関与がより求められる分野。2026/06/13




