内容説明
日本の現役世代で最大の人口規模を占める、団塊ジュニア世代とポスト団塊ジュニア世代。この世代は、団塊世代とゆとり世代・Z世代に挟まれ、失われた30年や就職氷河期のなかを生きた「かわいそうな世代」とみなされるだけでなく、社会問題としても扱われてきた。しかし、日本社会の制度や価値観さえ変われば、いまのミドル層のポテンシャルを活かすことができる。ポスト団塊ジュニア世代の当事者であり、さまざまな世代研究をおこなってきた著者が膨大なデータをもとに、中年世代を中心とした日本のあり方を提言する。
目次
まえがき
第1章 「かわいそうな若者たち」の誕生
第2章 「かわいそうな若者たち」、7種類の現在地
第3章 「お金の問題」世代
第4章 出会い・家族の新しいあり方
第5章 メディアでみる「狭間の世代」
第6章 若者と上の世代の架け橋になるのが「中年」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ちさと
26
本書は、人口が多いのにマイノリティ意識を持ちながら生きざるをえなかった中年世代(団塊ジュニア〜ポスト団塊ジュニア)の応援歌だとあとがきにあったが、現在日本で最多の人口を誇るに至った消費の中心である中年世代を比較分析したもの。何かしらビジネスチャンスに活かして頂ければ、という内容だったと思う。中年へ向けたメッセージとしては、若者が好きなのはインスタであり居心地の良さだからそっち方面に頑張れと、応援と言うより若者への融合のススメだった。既婚者合コンというものが密かに流行っているらしいとか。2026/05/27
よっち
24
日本で最大の人口を占める団塊ジュニア世代とポスト団塊ジュニア世代。様々な世代研究をしてきた著者が、膨大なデータをもとに多角的に分析する1冊。人口統計・消費行動・価値観・メディア接触など、長年世代研究で得た膨大なデータをもとに再検証して、多様な中年像を描き出す7つのクラスターに分類しながら、苦難に直面してもレジリエンスが高く、テレビ最後の世代であると同時に、PC・スマホ移行期も経験した世代でもあり、悲観に走りすぎな現状を喝破して、上と下の世代の架け橋となるべきと叱咤する著者の視点はなかなか興味深かったです。2026/06/07
奈良 楓
11
【とても良かった】● 世代論ですが、思った以上に面白かった。自身が団塊ジュニア世代だからとも思います。 ● 原田さんらしい、たまに混じる毒舌。 ● 団塊ジュニア=損している世代と思っていたのですが、団塊世代がリタイアしている今、そうではないらしい。 ● 団塊ジュニア世代の婚活が生々しい。 ● 若者と上の世代の架け橋になる、が団塊ジュニア世代に求められているのは肝に銘じたいです。 ● あとがきはきちんと読むべきと思います。 2026/06/14
ぶっくたると
3
まさに団塊ジュニア世代なので、本書を手に取って見ました。 1章の内容を深掘りして1冊にして欲しい。 他の章は今ひとつでしょうか。。。 令和時代は、人口のボリュームゾーンとなる団塊ジュニア世代の時代である、とともに、健康である限り、いつまでも働くことになる時代なのか🤔2026/05/28
moharoute
3
受験戦争をくぐりぬけ、高校時代に女子大生ブームが起こり、大学に入った途端女子高生ブームに移行し、社会に出た頃にはとっくにバブルは弾けて就職氷河期。朝日新聞からロスジェネと名付けられた可哀想な団塊ジュニアの自分自身の半生は貧乏くじそのものだったが、ここにきて「数は力なり」というシンプルな社会構造に納得。令和の政治、経済を動かすのはわれわれおじさん世代なのだ。新旧メディア両方を使いこなし(個人的にSNSで検索することについていけていないが)、Z世代に思ったほど敬遠されていないことに勇気づけられる一冊だった。2026/05/16




