ちくまプリマー新書<br> ダーウィンは進化をどう考えたのか

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ちくまプリマー新書
ダーウィンは進化をどう考えたのか

  • 著者名:長谷川眞理子【著】
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 筑摩書房(2026/05発売)
  • 夏至&父の日!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~6/21)
  • ポイント 200pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480685551

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内容説明

自然淘汰に意図はない。変異は偶然で、生き残りはそのときの環境次第なのだ、と進化をとらえたダーウィン。
『種の起源』はどのようにして生まれたのか?

全ての生物は神が創ったと信じられていた時代に、生物は時間をかけて今の姿になったと唱えたダーウィン。ビーグル号の旅、フジツボの研究――。進化と自然淘汰をどのようにして解明したのか、その人生と共に明らかにする。

===
【目次】
第1章 生物の多様さと生物学の構造
第2章 私とダーウィンとの出会い
第3章 ダーウィンの人生――生い立ちから大学まで
第4章 ビーグル号の航海
第5章 『種の起源』出版まで
第6章 『種の起源』の出版
第7章 『種の起源』の出版以後
第8章 思想としての「進化論」
===

目次

はじめに/第1章 生物の多様さと生物学の構造/遺伝の理解について/生物現象の階層性/ミクロレベルの生物学の隆盛/記載の努力と博物学/熱帯への憧れ/第2章 私とダーウィンとの出会い/高校まで/大学の生物学の講義/今西進化論との闘い/ケンブリッジ大学にて/第3章 ダーウィンの人生──生い立ちから大学まで/シュルーズベリーでの子ども時代/エディンバラ大学時代/解放奴隷のジョン・エドモンストーンから学んだこと/急進主義者、ロバート・グラントとの出会い/ケンブリッジ大学へ/ケンブリッジ大学での収穫/第4章 ビーグル号の航海/カナリア諸島探検計画とビーグル号/ビーグル号での世界一周の航海/大地震に遭ったこと/アンデス山脈旅行/オオナマケモノの化石発見/ガラパゴス諸島では何を見たのか?/フェゴ島人の観察:ヒトとはどんな存在か/第5章 『種の起源』出版まで/ビーグル号航海の標本整理/恋愛とエマとの結婚/ロンドンの家での暮らし/ダウン・ハウスへ/進化という考え(『進化論』)/自然淘汰の理論の形成/自然淘汰の理論の骨子/進化の考えの告白/ジョーゼフ・ダルトン・フッカー/フッカーの探検と業績/トーマス・ヘンリー・ハックスレー/ダーウィンとフジツボの研究/長女アニーの死と大著の執筆/第6章 『種の起源』の出版/アルフレッド・ラッセル・ウォレスという人物/性淘汰の考えの否定と自然科学に対する態度/ウォレスと心霊主義/ウォレスの社会主義/『ダーウィンと謎のX氏』/第7章 『種の起源』の出版以後/『人間の由来』の出版/性淘汰の理論/人種の違いに関する説明/エルンスト・ヘッケルについて/それ以後のダーウィン/第8章 思想としての「進化論」/進歩と進化:進歩思想としての「進化論」/19世紀英国の社会風土/ダーウィンが国葬になった理由/スペンサーの社会進化論/スペンサーの生涯/優生思想と社会進化論/人間に関する自然科学の困難さ/おわりに/年表/参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

24
『種の起源』はどのようにして生まれたのかをダーウィンの人生と共に明らかにする1冊。ダーウィンが提示した生物の共通降下と自然淘汰に意図や目的、方向性は一切なく、変異は偶然で生き残るかどうかは環境次第のものであり、適者生存の適者とはたまたま環境に合った者であるという主張。神が設計したと信じられた時代を考えると、無目的な過程から多様性が生まれるという思想は衝撃的で、ダーウィンの生涯とその人間関係や、スペンサーの影響で生まれた「進化=進歩」という誤読がいかに後世に広がったかも克明に描かれていて興味深かったですね。2026/06/06

塩崎ツトム

17
内容は生物系の学部に進学を考えているような高校生くらい向け。進化に意図はなく、基本行き当たりばったりで、そこんところの思想が当時の啓蒙と進歩の時代には誤解されていた。一方で、人間一人の一生はそれだけで尊いもので、だからこそそれに優劣や序列、そして排除を持ち込む優生学や社会進化学は邪悪なのである。2026/05/14

pppともろー

5
進化と進歩は全く異なる概念。ダーウィンの生涯と人間関係がよくわかった。政治的な理由により国葬になったが、妻は欠席。気の毒。2026/05/22

どさんこ

1
著者が述べているように、巷にはダーウィンの名前を冠した本が多数あり、自分もかなりのダーウィン関連本を読んだ。この本で進化論についてさらに理解が深まったかと言うと、そんなことはなく、ダーウィンの生涯について少しだけ多く知ったに過ぎない印象だ。2026/06/02

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