内容説明
競え、プライドを賭けて。
挑め、敬愛を込めて。
業界最注目ミステリ新世代、激突。
「奇怪な城の密室殺人」
VS.
「死体と眠る犯人」
☆☆☆
本書には、あなたへの挑戦状が含まれています。
気鋭の若手二人が、あなたへの挑戦状という共通テーマで小説を書いて競い合う!
阿津川辰海「水槽城の殺人」
――巨大な水槽のある円柱型の建物「水槽城」で怪死事件が発生。犯行当時、水槽で現場は隔離されていた。
斜線堂有紀「ありふれた眠り」
――犯人は犯行後、死体の横で一晩眠っていた。才能あふれる妹を持つ凡人の兄は、とある秘密を妹に話せずにいた。
競作過程を描いた競作執筆日記とミニ対談も収録。作家のプライドと友情がここに。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
オセロ
54
面白かったですね。 『水槽城の殺人』と『ありふれた眠り』という二つの中篇を有名作家の2人が競作。どちらの話もなかなかの読み応えがあり、企画としても実にユニーク。表題の意味が分かるラストは痺れました。2026/05/14
ソラ
10
【読了】C+ どちらの作品も毛色は違うがとても満足度が高い。阿津川さんの作品は初めて読みましたが、ほかの作品も読んでみたい。2026/06/07
=emy=
8
阿津川辰海さん、斜線堂有紀さんの競作。個人的にはやはり斜線堂さんの作品に軍配。文章の言い回しがやっぱり好み◎ タイトルどおりの斜線堂さんらしい眠りでした。阿津川の本格ミステリは苦手な分野でした。それぞれの挑戦状、競作執筆日記やミニ対談は必見。それぞれの個性が味わえます◎2026/06/14
かんがるー
6
何が一番面白いって、競作を読み終えた後の全て。 これは、これこそは読んだ人にしかわからない。ネタバレ注意は寧ろというか、ここなんだよな。 なので、何も書くことはないなぁ。 ある意味というか、壮大な叙述でもあるよね。 これ出版した方はニヤニヤがとまらないだろうな2026/06/12
銀華
5
巨大水槽で隔てられた密室殺人トリック、殺された人が横たわる寝台の隣で一晩眠った犯人の内情、二人の作家が挑戦状を出した競作ミステリーーーそういえば「読者への挑戦状」とは云っていないなと読了後の挑戦状で気付いた。注目される妹とじゃない方の兄のドラマを描いた斜線堂さんが好みだけど、面白い企画だった。出したミステリ小説を次の作家が解くと云うアンソロジーの存在を思い出し、こういう遊び心がある本を更に出して欲しい。二人の企画から書き上がるまでの執筆日記がお互いの特長を把握して相手の姿勢に感嘆をあげる部分が微笑ましい。2026/04/24




