内容説明
\102歳/
愛子センセイ最後のインタビュー!!
「ぼけてるヤツを相手に一生懸命励ますなんてね、ナンセンスですよ。
励まされようなんて思った時点で、だめ。修行のし直し!」
佐藤愛子さんの自他を見る目は冷静で、全体にそこはかとないおかしさが漂う。ぼけかけているというのは“リップサービス”かのようなインタビューだった。
だが、体調を崩したと娘の響子さんから連絡があり、継続できなくなった。そこで響子さんと孫の桃子さんから見た佐藤さんについて語ってもらうこととなった。
桃子 九十代でぼけかけてるのに書くわけだから大変だよ。頼まれたら書くという責任感もすごく強い人だしね。
響子 締め切りが過ぎると、待ってくれという電話を人にさせるんです。母が言い訳の台本を書いて、私が「血圧が二百を超えて」とか言う。その隣に母が立ってるんです。
桃子 「三十八度の熱」とかも言ったね。
娘と孫が赤裸々に明かす「佐藤愛子」の家と仕事とお金と恋のこと
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
128
複雑な思いでページをめくる私。あぁ、なんて面倒なんだ「佐藤愛子」と「佐藤家」(笑)読まなきゃよかったの思いと、卒娘・卒孫を経て心から解放される事はきっとないだろうなぁと思ったりもした。せんせい、娘は貴女の分身じゃないのよ。って思うけれど、当事者にしかわからない濃~い事情もあるのだろう。ボケてくれたから出来るようになったと言う諸々。愛子先生要介護4・・我が母をチラチラ浮かべながらの読書時間だった。 2026/04/27
檸檬の木
15
先日、102歳の天寿を全うされお亡くなりになられた佐藤愛子さんの娘の響子さんと孫の桃子さんが母親、祖母を一人の人間として赤裸々に語り尽くした一冊でした。おしゃれ、恋、愛からお金に纏わるエピソードまでインタビューもままならなくなったご本人に変わりお二人の対談が綴られる。特に偉大な母親を持った響子さんの人生はどんなんだったんだろうか?ここでは言い尽くせない心中は想像に絶するものがあったんでしょうね。図書館に予約中「憤怒の人」を読むのが楽しみになりました。2026/06/03
ときわ
8
佐藤愛子さんが認知症になりいろいろあったが施設に入居、さらにそのことを皆さんに明かした。今まで支え続けてきた響子さんと桃子さんは、佐藤愛子という荷物をやっと下すことができたのではないかな。もちろんそこでそれっきりではなく、これからも手をとって付き合っていくのだろうが。孫として小さい時から愛子さんを支えていた桃子さんが、ある時から支える相手を自分の母である響子さんに変えたように感じる。あのままだったら響子さんは無自覚な状態で愛子さんに飲み込まれる危険があったと思う。響子さんに桃子さんがいて良かった。2026/05/13
ヨハネス
5
佐藤愛子さんの変人ぶりが想像以上だった。と書くとご本人を喜ばせちゃうかしら。でも、この読メで初めて知った、今月とうとう亡くなったんですか。合掌。愛子さん、たまに関西の口調になると思ったら兵庫出身なんですね。一人っ子であろう響子さんは愛子さんが37歳ぐらいの時生まれたのか。響子さんの娘桃子さんと編集者で対談している中で「母、祖母」というのが誰のことなのか読み手は混乱しがち。母響子が苦労して育ったことに孫桃子は同情しているのだけど、わが家も似てるな。わがまま祖母の一人っ子だった母も苦労して、変人に育った!2026/05/26
風の森
5
今日佐藤愛子さんのご逝去が報じられた。 ご冥福をお祈りいたします。 始めのインタビューは、往年の愛子節で、さすがだなと思った。その後の娘と孫の会話は、身につまされた。私の母とだぶるところが多すぎて😂強烈な母を持った娘は大変だよね〜。それが有名人ならなおさらだったことでしょう。 これからますますお二人が自分の好きな道で頑張られるといいですね。2026/05/15




