集英社学芸単行本<br> 人新世の「資本論」増補新版(集英社シリーズ・コモン)

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集英社学芸単行本
人新世の「資本論」増補新版(集英社シリーズ・コモン)

  • 著者名:斎藤幸平【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 集英社(2026/04発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087370096

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内容説明

【国内50万部超&
19言語に翻訳された世界的ベストセラーに
新たに「補考」を書き下ろした完全版!】

人類の経済活動が地球を破壊する「人新世」=環境危機の時代。
気候変動を放置すれば、この社会は野蛮状態に陥るだろう。
それを阻止するには資本主義の際限なき利潤追求を止めなければならないが、資本主義を捨てた文明に繁栄などありうるのか。いや、危機の解決策はある。
ヒントは、著者が発掘した晩期マルクスの思想の中に眠っていた。世界的に注目を浴びる俊英が、豊かな未来社会への道筋を具体的に描きだす!
続編『人新世の「黙示録」』へのブリッジである、補考「オーバーシュートと進歩の終わり」を収録した完全版!

【各界が絶賛!】
■スラヴォイ・ジジェク氏(哲学者)
生き延びたい人には、必須の書だ。
■坂本龍一氏(音楽家)
気候危機をとめ、生活を豊かにし、余暇を増やし、格差もなくなる、そんな社会が可能だとしたら?
■水野和夫氏(経済学者)
資本主義を終わらせれば、豊かな社会がやってくる。だが、資本主義を止めなければ、歴史が終わる。常識を破る、衝撃の名著だ。
■ヤマザキマリ氏(漫画家・文筆家)
経済力が振るう無慈悲な暴力に泣き寝入りをせず、未来を逞しく生きる知恵と力を養いたいのであれば、本書は間違いなく力強い支えとなる。

【おもな内容】
はじめに――SDGsは「大衆のアヘン」である!
第1章:気候変動と帝国的生活様式
第2章:気候ケインズ主義の限界
第3章:資本主義システムでの脱成長を撃つ
第4章:「人新世」のマルクス
第5章:加速主義という現実逃避
第6章:欠乏の資本主義、潤沢なコミュニズム
第7章:脱成長コミュニズムが世界を救う
第8章:気候正義という「梃子」
おわりに――歴史を終わらせないために
補考――オーバーシュートと進歩の終わり

【著者略歴】
斎藤幸平 (さいとう・こうへい)
1987年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科准教授。ベルリン・フンボルト大学哲学科博士課程修了。博士(哲学)。専門は経済思想、社会思想。Karl Marx’s Ecosocialism:Capital,Nature,and the Unfinished Critique of Political Economyによって権威ある「ドイッチャー記念賞」を日本人初、歴代最年少で受賞。『人新世の「資本論」』(集英社新書)で「新書大賞2021」を受賞。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

87
斎藤さんの2020年に集英社新書で出された本を増補したものです。新書を読んだ時にはマルクスをの考え方を昔とは異なる観点から現世界の分析に充てられていて新鮮さを感じたものでした。今回はほとんど手を入れずに「オーバーシュートと進歩の終わり」という補講がついています。当初に書かれた当時よりも世界の状況は悪くなっているということのようです。数十年前に読んだステントの「進歩の終わり」という本を思い出しました。2026/05/01

1.3manen

45
補考「オーバーシュートと進歩の終わり」。SDGs、ESG投資、エシカル消費の、見せかけのエコ、グリーンウォッシュ(315頁)ではない、真正の、ラディカルな社会変容を期待したい。319頁には、古くて新しい、南北問題の新展開を見た。新しい啓蒙の暴力性に、斎藤先生はまなざしを向けるべきだという。脱成長は、ウェルビーイングや平等、持続可能性を重視する生き方を目指すという(335頁)。2026/05/16

Kooheysan

6
2020年に発売された同名新書版の増補新版。今更ながら読んでみました。よく耳にする言説の多くが資本主義を前提として考えられているが、資本主義のシステムそのものをどうにかしないと気候問題は立ち行かないところまで来ているという筆者の問題意識は伝わりました。ただ見渡す限り、経済のことばかり考えているこの世界(政治だって経済が一番とか言っている)でどこまで連帯して立ち向かえるか。方向性は間違っていないと思うので、あとはどのように、というところ。2026/04/24

す○○

4
オリジナルは2020年9月に読了。今回、補考「オーバーシュートと進歩の終わり」を読む。この6年で「気候崩壊は取り返しのつかない不可逆的な形で変わってしまった」のかと気が滅入る。コロナ禍は価値観の転換をもたらす絶好の機会と感じていたが、残念ながら我々は旧来の価値観を捨てることができなかった。国際的には火薬兵器で破壊行為が続き、国内では補助金を出してまでガソリン消費を促す始末。米国のイラン攻撃はいつまで続くのか、さらにキューバにも侵攻するのか。今年の夏も猛暑のようだ。厭世的な気分で「人新世の黙示録」にすすむ。2026/06/10

古寺

1
元の本は人気があった時に読んだ。今回、増補新版が出版されたのであらためて読み返した。結局、3.5%は現れなかった、ということか。昨年、ニューヨーク市長に社会主義者のマムダニ氏が当選したようにいくつか芽は出て来ているようだが・・・。しかし、気候危機を止めるまでには 至っていない。2026/06/14

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