地方から挑む教育革命

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地方から挑む教育革命

  • 著者名:井上俊秀【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 晶文社(2026/04発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784794980366

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内容説明

北陸・福井の日本語学校を拠点に、「教室を地域へ」ひらく挑戦を描く実装ドキュメント。創業者の原点から、教師“全員退職”の危機を乗り越えた体制改革、定員3倍応募を生んだ募集設計、地域連携型カリキュラム、教員養成と評価制度、生活・就労支援、避難民受け入れまでを具体例で解説。制度と現場のずれを埋める運営手順、官民協働の勘所、失敗と学びも率直に公開。推進法“その先”への提言と、1000人構想・専門学校設立へ続くロードマップまで、学校づくりと地域日本語教育の“使える”知見を提示する。


《目次》
プロローグ
第1章
野球を越えて、教育へ─日本語学校設立という挑戦

野球とともにあった青春の日々
大学で、統計学や人的資源管理を学ぶ
カンボジアの青年との出会いが、起業のきっかけに
起業の動機は、家族への思いも
設立の際、資金をだまし取られるトラブルも
故郷・福井に根ざす理由
野球と教育と経営に共通するもの
第2章
信頼される学校へ─理念と体制改革の軌跡

安心して関われる場所をつくりたい
「言葉の習得」ではなく、「共生人材を育てる」というゴール設定
教育理念の再定義とビジョンの言語化
教師マインドセットの改革―教師は「教える人」ではない
日本語教師養成講座の構築―〝育てる文化〟の設計
採用基準・人事評価制度の刷新
教育者こそ、日々学び、問い続ける必要がある
「凡事徹底」こそ、信頼される
市民教育と地域共生の視点
社外への発信と信頼構築
「誰のための教育か」を問い続ける
第3章
地域と世界をつなぐ、日本語教育の再定義
─「生活の中で育てる」地域連携型カリキュラム

地域の人との関わりにこそ、生きた日本語がある
「N1合格」の先に待っていた現実
地域での学びが、日本語を使う「意味」を育てる
地域とつながる体験の数々―交流・探究・発信
地域で「役割」を持つことの意味
留学生にとっての「自立」とは何か―進路・就職・その後
「学び直し」としての日本語教育
「学び」を地域へ届ける─地域資源を活かした学習活動
第4章
日本語学校経営のリアル 制度・ビザ・人材・収支
─教育機関経営の独特な難しさと維持の工夫

理想だけでは成り立たない、学校経営の難しさ
なぜ経営が難しいのか―日本語学校を取り巻く制度的課題
日本語学校は、在留資格の「保証機関」
「入国管理制度」がすべて、という現実
教師確保と育成の難しさ
なぜ日本語学校は批判されやすいのか
教育現場を「見える化」することが、信頼につながる
「教育機関経営」の新しいモデルへ
第5章
ともに生きるという選択
─ウクライナ避難民の受け入れと共生社会の実践現場から

傍観者で終わりたくない―ウクライナ避難民受け入れへ
教育機関としての強みを活かした支援へ
受け入れ準備─行政と地域との連携
福井で始まる新生活─学校が紡ぐ共生の日々
成長と新しい目標
支援の成果が支援者を支えた
制度の狭間で見えた課題
教育は共生社会の最前線になれる
小さなコミュニティから社会を変えられる
第6章
制度を動かす、地方発の教育実践
─推進法は「始まり」でしかない

制度が整っても課題は山積み
新制度の背景と狙い―なぜ法整備が必要だったのか
新基準の課題とは
日本語教育機関未来創造推進協会(JLEFA)の立ち上げ
制度を活かすのは「人」
第7章
1000人の夢、専門学校の未来図
─地方発グローバルモデル―教育・進学・就労の一貫支援へ

卒業後にさらに学びを深めるために
専門学校設立へ
日本語学校との違い
学生1000人規模の学校へ
カリキュラムの構想
専門学校経営の課題
エピローグ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

earlybird_kyoto

5
日本語教育の現状を知るために読んでみた。福井県はミャンマーから介護人材として来てもらおうと、現地で福井弁講座をしたりユニークな取り組みをされているが、日本語学校はこの福井ランゲージアカデミーしかないようです。日本語教師の役割として、単に日本語を教えるだけでなく、生活・就労・地域参画の文脈を理解して学生を支える力が必要で、企業や行政との連携も期待しているとのこと。単に安い労働力としてみるのではなく、共生するためのコーディネート機能が日本語学校にも求められますね。2026/03/14

徳庵爺

1
反対者への忖度で、政府の移民対策は小出しですが、もはや移民無しでは社会が成り立たず、足元では多文化共生社会への舵が急激に取られています。これには、①地域住民の理解 ②明石市の子育て支援施策のような成功事例の共有 ③共感する人の増加、といったことが順に必要になるでしょう。この本には、福井県で日本語学校を設立し、留学生を受け入れ、地方再生に挑んでいる著者の思いが凝縮されており、教育関係者や自治体職員、日本語教師の必読書です。教師はファシリテーターに、職員はメンターにというのは、確かに理想の求める姿と思います。2026/03/16

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