新潮文庫<br> 不良老人の文学論(新潮文庫)

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新潮文庫
不良老人の文学論(新潮文庫)

  • 著者名:筒井康隆【著】
  • 価格 ¥781(本体¥710)
  • 新潮社(2026/04発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101171586

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内容説明

大江健三郎との絆、井上ひさしの忘れ得ぬ言葉、丸谷才一の凄み、星新一の威厳、小松左京の功績、桂米朝の教養、手塚治虫のもう一つの世界。漱石、芥川、谷崎文学の解読。『モナドの領域』『ダンシング・ヴァニティ』『聖痕』『大いなる助走』等の創作秘話。追悼、書評、解説、選評、インタビュー等から立ち上がってくる現代文学の核。そして筒井文学の秘密。文学愛好者、作家志望者必読のエッセイ集。(解説・上田岳弘)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Vakira

59
筒井康隆さんの最新文庫。交遊録や読評などのエッセイ集。最新といってもエッセイ集なので書かれたのは2003年~2017年の頃。当時だって御老人なのに現在のお歳は91歳。素晴らしい。もう多分、小説としては読めないかなと思いながらエッセイを楽しむ。自分の知っている作家さんの話は嬉しい。小松左京、星新一、井上ひさし。おお~手塚治虫さんのエロティック逸話。へぇ~大江健三郎さんとお友達だったんだ。成程、純文学に挑戦した訳が判りました。不思議なのは大好きな安部公房さんの話はいくら読んでも登場しません。2026/05/15

tomi

36
平成の終わり頃に書かれた交友録や文庫解説、文学賞の選評など。お互いに影響し合った盟友・大江健三郎や井上ひさし、丸谷才一、星新一、小松左京らの交友録は、大江はまだ健在だったが、ほとんどが追悼文で寂しさが滲む。注目は谷崎潤一郎賞、三島由紀夫賞、山田風太郎賞の選評。第20回の三島賞の選評に、今までは候補者の悪口は控えてきたが、もう高齢なので言いたいことを言わせてもらった旨を書いている。それまでも辛口だった気はするが、推した作品でも評価の低い作品でもその欠点を丁寧に指摘している印象。2026/06/18

hanchyan@……と思うじゃん?

31
♪男の子〜って〜少し悪い方が良いの〜♪というわけで。そのキャリアは波乱にして万丈、酸いも甘いも噛み分けた、御歳90にならんかなというお方を男の子って呼ぶのはいかがなものかと思わんでもないが、なんかそんな感じでした。読み進めるほどにいや増す『巨匠』感も納得するしかないと思う一方で、コレもしかしたらそんな風に演じてるんじゃね?と思ったり。三島賞と谷崎賞の選評をまとめて読めたのは僥倖。なかでも(大意)「『筆舌に尽くし難い』という表現を地の文で書くのは、文筆業のプロとして恥ずべき」は至言。マジその通りだわ(笑)2026/06/05

アドソ

19
エッセイ集。思い出や自作解説も面白かったのだが、やはり本命は谷崎潤一郎賞など文学賞の選評だろう。ふつうどの程度公開されるものなのか知らないが、今まで何となくこういうのは密室談義で決まるものと思っていたので、選考の生々しいやり取りがわかるのは興味深い。2026/06/11

山田太郎

17
新しいのでたのかと思い読んだら、文庫化で、昔読んでたけど、まるで記憶になくなんだかなと思いつつ読む。えらく難しい文芸理論みたいなのきちんと理解してて、やたら大物と仲良く自分もやたら大物だけど、文章は読みやすくなんかわかった気がするし、でも何言ってんだろうなとか言ったら怒られそうだしなと思いつつ読む。昔の小説読もうと思うけど、なかなか読んでないのはいけない。2026/09/20

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