内容説明
「お届けものです」
〈朝〉とだけ書かれた箱を開けると──?
25万部突破!
ロングセラー「喫茶ドードー」シリーズの標野凪が贈る、
静けさが心を包み込む、「時」をめぐる24のショートストーリーズ。
「とき」をめぐる24編のショートショートを書きました。
目覚めたばかりのまっさらな朝、日差しが高くのぼる真昼、仕事終わりの夕方と家でくつろぐ夜、そして深い眠りに落ちる深夜。
あなたの心の奥深くにも、不思議な「とき」が落ちていることでしょう。
?眠れない夜、そっと開いて一編をどうぞ。(著者より)
〈朝〉
乗り込んだ電車の行き先は、星の瞬く夜空か。
それとも──。
──6時「始発電車」
〈昼〉
咲き誇る百日紅。
母の目にはどう映ったのだろうか。
──12時「正午の百日紅」
〈夜〉
今夜も彼女は、この街に雪を降らせる。
明日を生き抜くために。
──23時「雪の降る街」
〈深夜〉
──ねえ、起きて。
あたしのほっぺたを突いたのは?
──5時「公園の鳩」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
22
朝6時から夜中まで1時間ごとに1編ずつ、日常のささやかな瞬間にふっと幻想が忍び込む不思議な世界が広がる計24編のショートストーリー。爽やかな朝の光から、午後の静けさ、夜の仄暗い静けさまで、時間ごとに移ろうささやかな日常の機微を優しく、不思議で時にぞくりと幻想的に描かれていて、全体的に後半は仄暗い薄い膜に包まれたような感覚、怖いような優しいような、読後に改めてじんわり考えたくなる余韻もありましたが、五感に響く美しい言葉や細やかな心理描写、月の満ち欠けや潮の満ち引きのような大自然の息づかいを感じる1冊でした。2026/05/12
いちろく
20
各章のタイトルが一時間ずつ経過する24の短編集。描かれるジャンルもバラバラであるが、ここまで色々な話があると、好みも、そして作品の出来も玉石混交な印象を受けた。ただ各時間における風景だったり、様子だったりを作品中で楽しめた点は興味深く面白かった。その点は一冊の本を通じて一日という時間の概念が上手く生かされていた様にも思えた。2026/05/20
かめぴ
12
朝、6時から始発に乗り、1時間毎の物語が次の日の朝、5時まで。ひんやりとした雨の日に読むと良い、かも。2026/06/09
BamgB
4
誰にでも「こんな事もあるよね」という感じのショートストーリーズ。毎日をやり過ごし消化していく、インパクトや刺激は少なめの話が多い。2、3気味悪い話もあったが軽めだった。2026/05/03
dokusho_st
4
ショートストーリーすぎて何が伝えたいのかがいまいち伝わって来なかったのが残念でした。 恐らくこれくらい短い話が続くと好き嫌いは別れてしまうかもしれません。 個人的には読みにくかったので、期待していたよりはガッカリした印象でした。2026/04/15




