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内容説明
あの名セリフは、かくして生まれた!
『北斗の拳』『サンクチュアリ』ほか、数々のヒット作を手がけてきた漫画原作者・武論尊。画業50年超の大ベテランは、読者の記憶に強く残るストーリー、キャラクター、セリフをどのように生み出してきたのか。
漫画家・本宮ひろ志氏との出会い、「少年ジャンプ」伝説の編集長に見出されての原作者デビュー、『ドーベルマン刑事』で培った漫画表現、代表作『北斗の拳』の誕生秘話……。波瀾万丈の原作者人生を振り返り、「武論尊流の漫画原作術」を初めて明かす。
〈『北斗の拳』の大ファン、予備校講師・林修さんの推薦コメント〉
「『悪役』が作品の成否を決める」、「キャラクターとは、セリフのことである」といった作者の明確な「哲学」にまず感心した。しかし、この書はそれにとどまらない。「原作者になりたい」という「夢を実現するための羅針盤」にはならないと宣言されているにもかかわらず、社会で成功するための知恵に満ちているのだ。たとえば、「直せばよくなると分かっている原稿に、余計なプライドは必要ない」-小さなプライドのせいで仕事がうまくいかない人がどれほど多いか。この書は、漫画原作論を超えて処世の道筋を教えてくれる。
(底本 2026年4月発売作品)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
パトラッシュ
130
漫画原作者という職業は知っているが、実際に何をするのかは知らなかった。創作したストーリーを漫画家に提供するだけかと思っていたが、著者によればそんな単純なものではない。読者が何を求めているかを的確に摑み、夢や願望を実現する売れる物語を書き続けねば駆逐される弱肉強食の世界に生きているのだ。突き刺さる決めぜりふを放つキャラと巨大な悪役を読者は支持し、魅せられるのだとは大衆文学にも通じる創作原理だろう。『北斗の拳』や『サンクチュアリ』の壮大で悲劇的な最終回を思い返しながら、長く現役で活躍し続ける才能の秘訣を見た。2026/06/13
くさてる
17
書き下ろし、というか語り下ろしなのかな。ばっちり世代で著者の作品にはたくさん楽しませて頂いたこともあり(「ファントム無頼」!「サンクチュアリ」!「Dr.くまひげ」!ほかにもたくさん!)、好きな作品のこぼれ話を楽しく読めました。マンガ原作者としての浅薄なノウハウではなく、創作に対してのより真摯で根本的な姿勢がまっすぐ語られていて熱かったです。2026/05/26
史
7
漫画原作者である武論尊先生の、原作者としての生き様を津々浦々語った新書。これが中々幅広くそれで深いことを書いてくださっております。AIを認知しつつ、それでいてAIよりも人間が勝ると断言してくださるその姿勢は、激動の時代を生き抜いてきたからでしょう。先生の半生を振り返りつつ、それでいて漫画原作の魅せ方読ませ方なども書き連ねておりますので、なんとも贅沢な新書でございましょうか! 今年刊行された新書の中で読むべき一冊に入るのではないかな? それくらいに、良い書籍でございましょう。2026/06/14
ブラック ミッフィー の チョコちゃん
4
★ 武論尊と言う名前の由来があの人からきてた事や、漫画家の本宮ひろ志との関係性にも驚いた。特に北斗の拳の話しの時は高校時代に夢中で読んでた頃を思い出しながら読んだ。2026/04/26
まあびい
3
第一線の人って、皆「なり方」がその人だけの道のりで、再現性がないのが面白い。まんが家の絵によって後から設定を思いつく(読者には伏線に見える)というのは、あるあるなのだろう。「セリフこそキャラクター」は覚えておきたい。キャラクターを殺すには、悪役でもそれなりの納得性がないと、というのも。こんな風に熱い仕事をしたいものだ。「大事なことは、成功への近道を探すことではなく、自分を知り、仕事の意味を知ることである」。自分らしさが開花して初めて本物の仕事ができる。だからこそ、自分だけのルートを行かねばならない。2026/05/17
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