ガチ中華移民 日本で増殖する「本場中華料理」の謎

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ガチ中華移民 日本で増殖する「本場中華料理」の謎

  • 著者名:中村正人
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 太田出版(2026/03発売)
  • いよいよ秋の気配!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~9/13)
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  • ISBN:9784778340995

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内容説明

「麻辣の海に沈むほど見えてくる、ネオ中国人の姿と、彼らが舞台として選んだ日本社会のいま。読めないナゾ漢字の向こうには日中関係のリアルがある。胃袋から現代を知る、美味しいドキュメント」
『カレー移民の謎』・室橋裕和 推薦!

ガチ中華とは、グローバルに広がる21世紀の現代料理である――

長年親しまれてきた町中華とも、横浜中華街を代表とする中華街の料理とも別モノの、新しく多様な本場中華料理〈ガチ中華〉は、いったいどんな料理で、誰が、なぜ、どのようにして日本に持ち込み、東京を中心にこれほど多く出店されるに至ったのか。

急速に経済成長した多民族国家・中国や、日中間の長い歴史の中で変化した中国移民の来歴……。「外国人問題」が注目されるいま、東京ディープチャイナ研究会代表・中村正人が、ガチ中華を通して日本の多文化社会の姿を描く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

128
久しぶりに訪れた土地に、いつの間にか中華街が出現していたのにしばしば出会う。各地の現地料理を直に持ち込んだガチ中華の店が開かれ、故郷の味を求める在留中国人が増えて経営が成り立っている証左だ。つまり中国人の大量出国が続き、現地化されていない味が海外で暮らす武器となるのを示す。豊かになった中国人は留学や自由な商機を求めて来日し、政治の牛後ではなく自立の鶏頭を目指し、中華料理に親しんできた日本人はクセ強なガチ中華を戸惑いながら受け入れる。祖国を信じない中国人と日本を動かぬ日本人の違いが現状を生んでいるといえる。2026/05/06

kan

23
面白かった!「潤日」「ニッポン華僑百万人時代」「カレー移民の謎」といった本の隙間や、別の角度を埋める一冊。華人コミュニティの維持と発展の中での「ガチ中華」への変遷をたどるうち、記憶の扉がバーンと開いた。30年前の90年代後半にトロントに留学していた頃、私は「ガチ中華」デリバリーのおかげで生き延びていた。スマホのない時代、中国人留学生に中国語でお店に電話してもらい、滋味たっぷりの海老と野菜の塩味あんかけを白いご飯に乗せたものや、Egg drop soupやワンタンスープをしょっちゅう配達してもらっていた。2026/08/09

ズー

16
中華料理は町中華も日本向けに改良された中華もガチ中華もどれも大好き!2019年に中国に行って、本場の味の違いと美味しさに感動。帰国後、ガチ中華が増えていくのを嬉しく思ったものだが、どうして日本がこんなにも様々な中華料理が食べられるようになったのかの理由が分かった。味坊集団のことも書いてあって、好きだけど詳しく知らなかったので勉強になった。それにしても中国人ってほんとどの国でも幅利かせて強いなと思う。脅威に思うが学ぶことも多そう…。あぁ中華食べたくなってきた。2026/07/31

ヘジン

10
面白かった。ここ数十年で在留中国籍人口が桁違いに増加し、彼らをターゲットにした、中華街の老舗や町中華とは異なる新勢力が台頭している。ガチ中華大好物。おいしそうすぎて、途中でたまらず食べに行った。これらの店は21世紀の中国の飛躍的な経済発展によって誕生した。昨今のオーナーは豊かな時代に生まれ、留学やビジネス投資目的で来日した高学歴かつ平均的日本人より経済的に恵まれた「潤日」。また日本に限らず世界各地に店が出現しているという。圧倒される。新しいタイプだけに今後どう展開されるのか未知数で、自分も追っていきたい。2026/07/12

spike

5
早く読んでみたいと思っていた食関係の本を連続読了。これは面白い。ルポルタージュというより普通に社会学的だし、取材の量、アプローチの多彩さ、視点の客観さ、在日中国人(さらにはほかの国籍の人も)のジェネレーション整理と現状の課題の浮き彫りさせ方、どれをとっても面白くないわけがない。これだけ解像度高く描いてあればもちろんあちこち食べに行ってみたくなるが、もともと美食に縁がなかった、と聞くとさらに意外。何故か雨の日や不自由な日の読書は良い本に会える確率が高い気がする。2026/06/27

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