内容説明
「麻辣の海に沈むほど見えてくる、ネオ中国人の姿と、彼らが舞台として選んだ日本社会のいま。読めないナゾ漢字の向こうには日中関係のリアルがある。胃袋から現代を知る、美味しいドキュメント」
『カレー移民の謎』・室橋裕和 推薦!
ガチ中華とは、グローバルに広がる21世紀の現代料理である――
長年親しまれてきた町中華とも、横浜中華街を代表とする中華街の料理とも別モノの、新しく多様な本場中華料理〈ガチ中華〉は、いったいどんな料理で、誰が、なぜ、どのようにして日本に持ち込み、東京を中心にこれほど多く出店されるに至ったのか。
急速に経済成長した多民族国家・中国や、日中間の長い歴史の中で変化した中国移民の来歴……。「外国人問題」が注目されるいま、東京ディープチャイナ研究会代表・中村正人が、ガチ中華を通して日本の多文化社会の姿を描く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
パトラッシュ
125
久しぶりに訪れた土地に、いつの間にか中華街が出現していたのにしばしば出会う。各地の現地料理を直に持ち込んだガチ中華の店が開かれ、故郷の味を求める在留中国人が増えて経営が成り立っている証左だ。つまり中国人の大量出国が続き、現地化されていない味が海外で暮らす武器となるのを示す。豊かになった中国人は留学や自由な商機を求めて来日し、政治の牛後ではなく自立の鶏頭を目指し、中華料理に親しんできた日本人はクセ強なガチ中華を戸惑いながら受け入れる。祖国を信じない中国人と日本を動かぬ日本人の違いが現状を生んでいるといえる。2026/05/06
テレタビー2026
1
よくありがちなお店や料理の食べ歩き紹介ではなく、歴史や現状を簡潔に堅苦しくなくまとめてくれている本です。中華圏で長く働いてきた身として頷けるところだけでなく新たな気づきもありました。うーん2年後3年後にガチ中華の店はどうなっているのか?2026/05/14
startvalue
1
★★★★★2026/04/20




