出版社内容情報
怪物の名をほしいままにした甲子園の英雄はなぜ覚醒剤という悪魔の手に堕ちたのか。執行猶予中1年間に亘り全てを明かした「告白」。
内容説明
僕は、一体どこでまちがってしまったのだろう―。怪物の名をほしいままにした甲子園のヒーローは、なぜ覚醒剤という悪魔の手に堕ちたのか。栄光と転落の半生と自らの罪、そして鬱病、薬物依存との闘い。執行猶予中、一年間にわたりすべてを赤裸々に明かした「告白」。これは、どうしようもない、人間らしさの記録である。
目次
「告白」の始まり
岸和田の少年
人生を変えた16の夏
甲子園のライバル、そして桑田のこと
1985年夏、最初で最後の瞬間
「裏切り」のドラフト
ドラフトの「傷」
黄金ルーキーの手帳
無冠の帝王のジレンマ
FA宣言―巨人という決断
松井敬遠、清原勝負の苛立ち
肉体改造とグリーニーの理由
ピアスに込めた反骨心
巨人解雇と涙の「とんぼ」
鳴り止まぬ仰木さんの電話
最後のひと花
初めて引退を考えた日
ユー・アー・オールドマン
清原和博は二度死ぬ
526本目のホームラン
俺、もうやめるわ
生まれ変わったら、もう一度
覚醒剤と心の穴
今もまだ暗闇の中にいる
著者等紹介
清原和博[キヨハラカズヒロ]
1967年大阪府生まれ。小学3年生でリトルリーグに入り、PL学園高校に進学。野球の名門校で高校1年から4番を務め、5季連続で甲子園に出場。優勝2回、準優勝2回という成績を残し、甲子園通算13本塁打は歴代最多記録。1986年、ドラフト1位で西武ライオンズに入団。1年目で31本塁打を放ち、高卒新人記録を更新した。西武の4番として君臨し、6度の日本一を経験。1997年、FAで巨人へ。9年間で185本塁打を積み重ね、2006年、オリックスに移籍。膝の怪我に悩まされ、2008年に現役引退。プロ野球通算525本塁打は歴代5位。引退後は解説者などとして活躍していたが、2016年2月に覚醒剤取締法違反で逮捕され、懲役2年6カ月、執行猶予4年の判決を受けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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