集英社学芸単行本<br> 未還の名簿 シベリア最下層捕虜・村山常雄の祈り

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集英社学芸単行本
未還の名簿 シベリア最下層捕虜・村山常雄の祈り

  • 著者名:青島顕【著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 集英社(2026/03発売)
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  • ISBN:9784087817690

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内容説明

シベリア抑留死亡者46,300人の名簿を、たった一人で作った老帰還兵。執念と鎮魂の衝撃ノンフィクション。
シベリア抑留死亡者の詳細は、長い間、人数も個人名も正確な事実が伝えられてこなかった。そんな中、1990年代、ソ連などから日本へ死亡者名簿が届いたが、その名前の欄には「ヤニトア?シガノシ?」「タモル・ダムノツ」「フニヤメ・サギヤノ」といったものも含まれていた。
これに悲しみと怒りを覚えたシベリア帰還兵・村山常雄。これが日本人の名前なのか? なぜこんな名前で伝えられなければならないのか? 人の死が軽く扱われていないか? ここから、正確な死亡者名簿作りが始まった。
先の見えない作業。孤独な日々。だが、無念を抱えて凍土に眠る無名の仲間を弔うために、そして生きて還ってきてしまった自分を癒すために、折れそうになる気持ちを奮い立たせた。その情熱は周囲の人々や日本政府関係者を動かし、ついに奇跡を起こした……!

【村山常雄さんプロフィール】
1926年新潟県生まれ。1945年、満洲でソ連の捕虜に。その後、4年間シベリアに抑留されたのちに帰国。中学教師を務め、定年退職後に人生の総括として名簿作りを始める。2007年、1053ページの『シベリアに逝きし人々を刻す ―ソ連抑留中死亡者名簿―』を刊行。2014年、88歳で逝去。

【著者プロフィール】
青島 顕(あおしま けん)
1966年静岡市生まれ。91年に早稲田大学法学部を卒業し、毎日新聞社に入社。西部本社整理部、佐賀、福岡、八王子、東京社会部、水戸、内部監査室委員、東京社会部編集委員、多摩総局長などを経て、現在は新聞研究本部に勤務。中央大学、専修大学で兼任講師。『MOCT(モスト) 「ソ連」を伝えたモスクワ放送の日本人』で第21回開高健ノンフィクション賞を受賞。共著書に『徹底検証 安倍政治』『記者のための裁判記録閲覧ハンドブック』。

目次

目次
序章 2人の「常雄」
第1章 原稿になかった言葉
第2章 大正15年生まれ
第3章 最初の冬
第4章 「みみず」から「人」へ
第5章 最後の国語教室
第6章 文字列の叫び
第7章 70歳の誕生日
第8章 死者と生きる
第9章 「正史を作ってほしい」
第10章 祈りの手記
第11章 生きている名簿
おわりに 死者を刻むことはシベリアの傷を癒やすこと
あとがき
「資料」
村山常雄さんの名簿ウェブサイト
村山常雄さん略年表
村山常雄さんが残した著作、手記、メモ類
主な参考文献

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