内容説明
女性は中学生になると若さや美しさによって「おひつじ」から「うお」までの12等級に順位付けされ、社会的地位と財産のある男性から望まれたら15歳で結婚せねばならず、拒めば「へびつかい」と呼ばれ厳しく迫害される世界。中学生の有紗は、2人の友人と支えあって学校生活を送っていた。ある日、校外学習先の美術館で、アナウンサーの美優と出会い、その夫で開業医の白井とも交流を持つようになる。かつては作家で、今は料理の宅配の仕事をしている父と二人暮らしの有紗は、知らなかった裕福な暮らしに触れるようになるが――。これは架空の物語――? 衝撃のディストピア。【著者略歴】遠野 遥(とおの・はるか)1991年生まれ。慶応義塾大学法学部卒。2019年『改良』で文藝賞を受賞しデビュー。2020年『破局』で芥川賞受賞。他の著書に『教育』『浮遊』。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
144
遠野 遙、5作目です。タイトルと内容にかなり乖離があります。女性視線では、かなりのディストピア小説となっています。あっさり読了しましたが、今一つ著者の意図が見えません。 https://www.bungei.shueisha.co.jp/shinkan/vampire/2026/04/22
そうたそ
6
★★☆☆☆ 女子だけが若さと美しさにより、十二等級に順位付けされ、社会的地位のある男性からの求婚には応じねばならず、拒めば迫害されるという世界を描いた一種のディストピアもの。設定だけ読めば面白そうだと思ったが、いまいちストーリーに鋭さを感じず、ずっとぼんやりとしたまま話が進んでいった印象。あまり面白いとは思えなかった。2026/04/17
あざすたしあ
4
女性が若さと容姿でおひつじ~うお(最高はおひつじ)にランク付けされる世界。権力や金のある男は十代の美しい選び抜かれた少女を妻に出来るし妻が老いればチェンジできるという世界。出てくる人たちがほとんどお金持ちと美少女(と、かつての美少女)ばっかりなので、底辺近辺の人たちのエグイ話をツイ期待した(下世話でごめんなさい!)読者としては物足りなかった。2026/04/21
桜絵
3
女性は、おひつじからうおまで政府の目録を元にランク付けされ、中学を卒業する頃に男性から値踏みされ結婚するという世界。名門学院に通う中学三年生の有紗と、学院理事の息子で美容外科医の白井の2視点で物語が交互に進む。女性の人権なんてなさそうな世界で、二人はどう生きるのか。 この人の小説は「私は何を読んでいるんだろ」という気持ちになるが、帯のようにディストピアとは思わなかった。これはパラレルの現代日本だ。ところどころに風刺の欠片が見えて、なんだかザワザワした。こんな世界でも少子化が進んでいるのだ。上手くいかない。2026/05/01
aizi
3
設定がとにかく気持ち悪い。2026/04/23




