内容説明
私が引き寄せられるのは、古いものばかり。物も着物も、幽霊も――。日本古来の呪術・風水・民俗学などに造詣が深く、豊富な心霊体験を持ち、様々な分野で活躍する作家・加門七海氏。「戦火を逃れた鮎の帯留。見た瞬間、自分のものならぬ言葉が」(帯留)、「市松人形のために手に入れた着物。夜、袖から白い女の手が」(古着)。日常的に着物やアンティークを身につける本人の実体験や見聞きした逸話の数々……。着物と着物文化の魅力に取り憑かれた著者が遭遇した怪異や謎。怪しくも深遠な異世界が綴られる11章。
目次
帯留
振袖
古着
足袋
衣擦れ
糸
東と西
帯
帷子
薄物
文様
おわりに
文庫版あとがき
本書における主な和装関係用語
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
くるみみ
14
波津先生の装丁画に惹かれて、初読の加門七海さん。 ホラー苦手だけど短編集なら、と勝手に想像して手にしたら小説ではないしホラーでもなかった。加門氏が自称している『着物憑き』のように着物が好きすぎるが故の着物周りの不思議なお話が少々と着物に関する思い出話のようなエッセイ。着物に関する知識をさりげなく披露するような語り口が好み。単衣をタンイと読んでいた私にでもやさしい1冊でした。2026/04/19
meow3
12
今回は怪談要素はあまりなく、不思議なお話がちょこっと。中身は深い深い着物の世界の紹介でした。やはり縁起や呪いが施された世界なので加門さんの紹介というのがはまる。文様の話が一番楽しく勉強になりました。私も「錦」を読もう。2026/03/31
しま
4
内容をよく知らずに手に取ったけど、今ちょうど着物についての漫画を読んでいるところだったので理解が深まった。私はキレ好きの紋様好きな気がする。体型的に普段から着るのは難しいので、そっち方面でハマって行きたい2026/03/31
しば
3
衣装ぼくろがあり、母が着物特高で等、個人的に私のことのようで楽しく読んだ。明治生まれの両祖母の縫った着物は着られないのに解くことすらできない。縫い目が愛おしい。取りつかれてるなあ私も2026/03/03
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- 電子書籍
- 大学(週刊ダイヤモンド 2023年9/…
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- The Brat




