内容説明
上野は本日もカオスなり。各地から路線が集まり、人々が散っていく街、上野。そこは動物園や美術館、アメ横など人気のスポットがあるだけではなく、現代の魔境として多くの秘密が眠っていた。西郷隆盛像の謎、上野“九龍城”への潜入、真夜中公園に集まる男たち、不忍池に佇む女、アメ横の闇。上野という街の混沌と秘密に迫るディープ・ルポ。8年ぶりの上野再訪を描く文庫版あとがきを収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
k5
62
積読解消月間。コロナが終わった直後から、上野で飲む機会が多かったのですが、なんか怪しい雰囲気があるなあ、と思っていたら、飲食店オーナー殺人事件が起こってその時に買った本。ただ、元本自体は2016年前後の話らしく、いまとは少しギャップあります。。。主に日本の国力に。さて、本としては雑談多め、という印象で、すぐ違う話題に飛びます。伝説のM男優やゲイ漫画家の話が出てきて、探す流れか?と思ったら、サラッと触れるだけで探しやしない。。。いや別に探す必要はないんですが、ずっと雑誌記事読んでるような本です。2025/06/27
こばまり
40
『全裸監督』で著者の構成力と人間力に唸った一人として、駅ビルの書店で文字通り飛びついて購入。濃い内容に満足。不忍池横にあったゲイ専門映画館、世界傑作劇場に興味本位で入りゲイのお兄さん(お姉さん?)に頭を叩かれた二十歳の頃を思い出しました。2024/11/09
つちのこ
35
上野の明と暗、表と裏の顔を見事にルポした力作。東北、関東の玄関口として野暮ったいイメージを保ち続けているのは、その地形からくる人が集積する歴史の成り立ちによる稀有な例だろう。風俗潜入ルポ以外にも不忍池やアメ横宝石街、キムチ横丁、パチンコ村、さらに永山事件といったごった煮のような上野の魅力を丁寧に掘り下げていく内容に頁をめくる手が止まらなくなった。この数日、上野界隈を歩く機会があったが、相変わらずの人の多さに辟易しながらもどこかに心の躍動感があった。それにしても外国人の多いこと。エピローグにも心を打たれた。2026/03/29
JILLmama
19
知らなかった...上野ってわりと健全なイメージだった。 田舎から出てきた人が馴染みやすくて、居着きやすいのは分かる。著者が身体を張り風俗をルポするところは笑えた。2024/06/29
しーふぉ
17
綺麗で安全な町は住むには良いが、どことなく妖しく活気溢れる町の方を覗きたくなる。そんな野次馬根性を満たしてくれる。2024/06/09




